VWの主力EVとなるID.4はティグアンの電動版。306psの高性能モデル「GTX」も計画中?
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office 37
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VWは7月にドイツを中心に欧州で初の本格的量産EV「ID.3」の発売を開始した。そして9月24日には、当初は来年発売予定だった「ID.4」の先行販売を開始すると発表したのである。用意されるモデルは「ID.4 1st」と「ID.4 1st Max」で、バッテリーは共に77kWh、航続距離はWLTPモードで490km、リアアクスルに組み込まれた150kW(204馬力)の電気モーターで後輪を駆動し、ダイナミック性能は0-100km/hが8.4秒、最高速度は160km/hに達する。
写真からお分かりのようにID.4はクロスオーバーSUVで、ID.3と同じVWの電気自動車専用モジュール「MEB」 をベースにしている。ホイールベースはID.3と同じ2.77mだが、全長4.58×全幅1.85×全高1.61mと、ID.3よりも32cm長く、6cm高い。すなわちID.3が「ゴルフ」だとすると、ID.4は「ティグアン」である。VW首脳もそれを意識しており、現在、グローバルでゴルフよりも多く販売されているティグアンと同じ様にID.4に大きな期待を寄せているのだ。
VWは、このID.4の正式発表を前に、一部のジャーナリストにプロトタイプをドライブするチャンスを与えてくれた。フロントグリル部分を除いてほとんどカムフラージュもない、量産に近いボディをまとったID.4のエクステリアデザインは、初めて見るためかフレッシュで、端正なID.3よりも抑揚があって頼もしい印象を与えている。ワイドに開くドアを開けるとフラットなフロアは思ったよりも高くはなく、自然な乗り込みが可能で、リサイクルナイロンを表皮に使ったシートはソフトで快適なのはもちろん、ホールド性にも優れている。
VWが「オープン・スペース・アーキテクチャー」と名付けたキャビンは文字通り広く開放的で、約600Lと十分な広さのトランクは40:20:40分割のリアシートを畳めばフレキシブルなカーゴルームとなる。ダッシュボードの中央には12インチのタッチ式ディスプレイがマウントされているが、これはオプションでスタンダード装備では10インチにとどまる。そしてドライバーの正面には5.3インチのデジタル・バーチャルコクピットが標準で用意されている。インテリアはソフトな素材が多く使用され、品質や仕上げ感もID.3を上回っている。
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