日本車が売れない!? ヒョンデとキアの圧倒的存在感。韓国のリアルなクルマ事情とは
掲載 carview! 文:大音 安弘 96
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近年は、K-POPや韓国ドラマなどで文化が知られることが多くなった韓国だが、自動車に関しては、2022年にヒョンデがEVブランドとして再上陸を果たしたのみで、現地の自動車事情はあまり知られていない。
今回は、現地取材を通じて知った“リアルな韓国自動車事情”をお伝えする。
2025年4月、筆者はソウルモビリティショー2025の取材のために、ソウル近郊にある仁川国際空港に降り立った。
会場までのバスの車窓から見た乗用車は、セダンやSUVが多い。もともと韓国はセダン需要の高い国だそうだが、近年はSUV人気が高まっており、2023年の国内販売データによると、SUVの販売台数はセダンの約1.6倍にまで拡大しているという。
2023年に韓国で最も売れた車は、法人ニーズの高さからヒョンデの「グレンジャー」というセダンだったが、2024年にはその座が覆され、キアのミドルサイズSUV「ソレント」になったという。
国産車は、2大ブランドである「ヒョンデ」と「キア」が主流であり、高級車では韓国ブランドの「ジェネシス」も多い。輸入車ではBMWの人気が高く、街中でもよく見かけた。その一方で、日本車の姿はほとんど見受けられなかった。
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