日本車が売れない!? ヒョンデとキアの圧倒的存在感。韓国のリアルなクルマ事情とは
掲載 carview! 文:大音 安弘 96
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2025年は4月3日~13日に開催された「ソウルモビリティショー」には、韓国車メーカーのうちヒョンデグループ傘下の「ヒョンデ」「キア」「ジェネシス」の3ブランドが、各ブースを構えて出展していた。
海外勢では、現地での人気が高い「BMW」「MINI」「メルセデス・ベンツ」「ポルシェ」などのドイツ車が主役であった。さらに、急速な海外進出を進める中国「BYD」の姿も見られた。
それ以外の海外メーカーでは、英国の「ロータス」と新興メーカーの「イネオス」程度であり、韓国で流通している他のメーカーでも不参加が見られたため、全体としては規模が小さめであった。
驚いたのは、日本車メーカーの出展が一切見られなかったことだ。
その理由は、ある意味シンプルである。現在、正規輸入を行っている日本メーカーは「トヨタ」と「ホンダ」のみであり、そのシェアも限定的である。KAIDA(韓国輸入自動車協会)による2024年の韓国内での輸入車登録台数は26万3288台となっている。
■韓国2024年 輸入車ランキングトップ10
KAIDAのデータによると、2024年の輸入車登録台数は次のとおり。
1位:BMW(73,754台)
2位:メルセデス・ベンツ(66,400台)
3位:テスラ(29,750台)
4位:ボルボ(15,051台)
5位:レクサス(13,969台)
6位:トヨタ(9,714台)
7位:アウディ(9,304台)
8位:ポルシェ(8,284台)
9位:フォルクスワーゲン(8,273台)
10位:MINI(7,648台)
参考:14位 ホンダ(2,507台)
※表1:韓国2024年輸入乗用車登録台数(KAIDA発表値)
韓国全体の2024年新車登録台数(乗用車のみ)は143万9773台であり、輸入車の割合は新車全体の18.2%に達する。
一方、日本では2024年の新車登録台数(乗用車のみ)が395万718台で、輸入乗用車登録台数(海外メーカーのみ)は225,518台となり、割合は約5.7%に留まる。つまり、韓国は日本よりも輸入車比率が高い国ということになる。
韓国で人気の高い輸入車トップ3は、1位がテスラのミドルサイズSUV「モデルY」(1万8717台)、2位がBMWのミドルサイズセダン「520」(1万2352台)、3位がメルセデス・ベンツの「E200」(1万520台)となっており、比較的大きな車が好まれる傾向が見て取れる。
一方、韓国国産車のトップ3は、1位がキアのミドルサイズSUV「ソレント」(9万4538台)、2位がキアのラージMPV「カーニバル」(8万2748台)、3位がヒョンデのミドルサイズSUV「サンタフェ」(7万7161台)である。
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