レクサス「ES」 こだわりがなければ一通り装備が充実したベースグレードでも充分
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:トヨタ自動車 121
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:トヨタ自動車 121
ESのライバルとなるのは、メルセデス・ベンツ「Eクラス」とBMW「5シリーズ」、アウディ「A6」あたりの「Eセグメント」と呼ばれる車格のドイツ車です。
FF(前輪駆動)であるESに対してEクラスと5シリーズはいわゆるFR(後輪駆動)で、A6はフルタイム4WDであるという違いはあります。しかしながらハンドリング性能はいずれのモデルも良好で、そこに大きな違いはありません。もちろん感じ方は人それぞれでしょうが、FFのESが「ドイツ勢より大幅に劣っている」ということは、少なくともありません。
そのうえで、「自身の手でその車を操縦しているのだ」と思える感覚については、ドイツ勢のほうが強いと言えます。ESはそのあたりが――あくまでドイツ勢に比べればですが――若干ながら希薄というか薄味です。
それゆえ「重厚な手応え」のようなものを好む人はメルセデスまたはBMW、アウディを選んだほうが満足できるでしょう。
しかし物事というのはすべて表裏一体ですので、ESの薄味感は「きわめて素直で滑らかな操縦フィールである」と考えることもできます。
なにもドイツ流の重厚なフィーリングだけが唯一の正解ではありませんので、「長距離をきわめて平和に、快適に走りきりたい」という場合には、ESの軽やかさのほうが向いているかもしれません。このあたりは優劣というよりも「考え方や環境の違い」に属する話でしょう。
そしてESのほうが客観的に見て明らかに優れていると思えるのは、「静粛性」と「室内」の広さです。このあたりこそを重要視したいユーザーは、すべてが硬く重厚なドイツ勢より、ESのほうが好ましいと感じるはずです。
考え方はいろいろですが、ESが「いい車」であることは間違いありません。ご検討中の方は、そのまま迷わず突き進んでも何ら問題ないでしょう。
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