新型「ハイラックス」のデザインに「カッコいい」「迫力がある」と高評価の声…サイズに懸念も国内で一定の人気に？

トヨタ 新型ハイラックス

数は少なくても一定の人気を獲得できるか

ある業界関係者は、新型ハイラックスに対して次のように話します。

「ハイラックスのような大型のピックアップトラックは、日本市場では不向きと考えられてきました。

一方、2014年に発売された先代のハイラックスや2024年に発売されたトライトンが一定の成功を収めたことにより、大型のピックアップはニッチながらも確かな需要が存在しているようです。

もちろん、そのサイズ感から乗り手を選ぶモデルであることも事実です。しかし、ハイラックスは東南アジアではベストセラーモデルのひとつとなっていることもあり、その仕上がりは折り紙付きです。

また、海外におけるピックアップトラックは『働くクルマ』の代名詞となっており、その耐久性や使い勝手のよさには定評があります。そのため、国内でもサイズの問題さえクリアできれば、非常に魅力的なモデルとなるでしょう。

当然ながら、新型ハイラックスが国内に導入された場合、トライトンが最大のライバルになると思われます。

ただ、将来的には北米向けのピックアップトラックである『タンドラ』が導入されるという噂もあり、新型ハイラックスのさらなるライバルになるかもしれません」

このように、大型のピックアップトラック自体はサイズ感において制約があるものの、実用性・積載性の高さが活きる場面も多く、SUVとは異なる価値を提供できます。

こうした流れを踏まえると、新型ハイラックスは、国内市場において独自のポジションを築く可能性があるのかもしれません。

（終わり）

（写真：トヨタ、三菱）