マセラティ初4座オープン グランカブリオ上陸
掲載 更新 carview! 写真:Cedric Leherle
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「マセラティ グランカブリオ日本発表」のニュースに引き続き、今回はフォトグラファーによるグランカブリオの撮り下ろしイメージショット集をお届けしよう。
4ドアセダン「クアトロポルテ」、2ドアクーペ「グラントゥーリズモ」に続く第3のモデルとなる「グランカブリオ」が3月29日、日本でお披露目された。欧州では2009年秋のフランクフルトショーで既に発表されている。マセラティ初の4シーター・コンバーチブルとなるグランカブリオの価格は1850万円。
全長4881mm×全幅1915mm×全高1380mm、ホイールベース2942mmというボディサイズはベースモデルとなるグラントゥーリズモにほぼ順ずる。身長174cmまでのパッセンジャーならゆったり座れるという後席空間もグラントゥーリズモ譲りだが、幌の格納スペースによって削られたラゲッジルームはかなり小さい。デザインもピニンファリーナだ。
エンジンも同様に共通で、4.7リッター90度V8DOHCにZF製の6速トルコンATを組み合わせ、後輪を駆動する。車重はオープン化によってちょうど100kg増加しているが、0-100km/h加速は5.4秒(5.2秒)、最高速度は283km/h(285kkm/h)と、クーペとの差はわずかだ。前後重量配分はオープン時で前48:後52、クローズ時で前49:後51と良好。※カッコ内はクーペの数値。
スチール&アルミニウムの5本の幌骨で構成されるソフトトップ(三層)の重量は65kg。開閉時間は、サイドウインドウの上下の時間も含めて28秒、30km/hまでは走行中でも開閉動作が可能だ。
左右独立式エアコンや、オプションのBOSEオーディオシステムは、オープン時の環境に合わせる自動調整機構を備えている。また、ロールオーバー時には190ミリ秒でロールバーが飛び出して生存空間を確保する。エアバッグ類も、オープン化に合わせて最新バージョンのものが搭載された。
ブレーキはクアトロポルテやグラントゥーリズモにも採用されたブレンボとの共同開発で、横滑り防止のMSP(マセラティ・スタビリティ・プログラム)には電子制御でブレーキを増力するHBA(ハイドロリック・ブレーキ・アシスト)が初搭載されている。
6色のトップカラー、3色のルーフライニング、14色のボディカラー(うち5色はオプション)などの組み合わせは2000色以上。内装のレザーはお馴染みポルトローナ・フラウだ。早ければ6月には最初のオーナーに引き渡される。2010年(~12月)の導入予定台数は70台。
発表会に出席したアジアパシフィック代表のシモーネ・ニコライによれば、日本はアジアパシフィック地域では最大の市場となり、世界市場における比率でも7%、通算で5000台の実績があるという。
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