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911GT3 新ウイングで ダウンフォースは2倍増

当然パフォーマンスは上がり、ついにPSMが備わった

レーシングモデルの血統をダイレクトに受け継ぐこのエンジンと組み合わせられるトランスミッションも、ある意味でちょっと意外なものだった。あるいはその装着もあり得ると思われていたツインクラッチ式2ペダルMT、PDKはオプションにも設定されず、これまで同様に6MTのみが用意された。その理由としてポルシェは、PDKがMTより30kg重いことなどと同時に、GT3を選ぶようなドライバーはクラッチペダルも自分で操作したがるからと表現したが、それが基本的に正しい認識なのは、自分に照らし合わせて見れば分かる。もしも僕自身が新車のGT3を買える状況にあるとしたら、たぶんPDKは選ばない、というかマニュアルギアボックス仕様を買うに違いないと思うからだ。

さてその性能だが、当然、前期型を上回るものになっている。様々な機械的装備の充実にもかかわらず、車重は1395kgと前期型並みに抑えられているから、パワーとトルクの増大がほぼそのまま動力性能の向上に結びついているわけだ。その結果、0-100km/h加速は4.3秒から4.1秒へと明確に短縮されている一方で、最高速は312km/hとわずか2km/hの伸びにとどまっているのは、フロントフード前のエア抜きにグリルを新設し、リアスポイラーを大型化するなどして、ボディ前後に前期型の2倍以上ものダウンフォースを得ていることの影響だろう。ちなみにCO2排出量はkm当たり298gへと減少している。

その他では、GT3として初めてアンチスピンデバイスのPSM=ポルシェ・スタビリティ・マネージメントが標準装着されたのが重要な変更点だ。ただし、モータースポーツ仕様と称されるそれは、SC=スタビリティコントロールとTC=トラクションコントロールをそれぞれ個別に解除できるほか、それらを解除した状態ではクルマの挙動が極限状態に陥っても自動的に復帰することがないという、“スパルタン”な設定になっている。

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