911GT3 新ウイングで ダウンフォースは2倍増
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:ポルシェジャパン
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さてこの997後期型GT3、南ドイツのカントリーロードを中心とするルートでドライビングしてみたら、そこでも意外な側面を見せてくれた。スイッチのようなタッチのストロークの短い6MTのシフトレバーを1速に送って、決して軽くないクラッチをリリースすると、GT3はスムーズに走り出した。リッター当たり114.6psというハイチューンのNAにもかかわらず、3.8リッター水冷フラット6はアイドリングプラスでクラッチをミートしても難なく走り出すだけのボトムエンドトルクを、確実に生み出しているのだ。
しかもこのエンジン、低~中回転域におけるレスポンスの気持ちよさが半端ではない。例えば指定最高速が50km/hのドイツの村や街を3速で抜けるのなど朝飯前で、試みに5速の1500rpmで村を抜けてシフトダウンせずにそのまま踏み込んでも、スムーズなスロットルワークさえ心掛ければ3.8リッターGT1クランクケース水冷フラット6は機嫌をそこねることなく、拍子抜けするほど自然にトルクを膨らませて気持ちよくスピードを上げていく。猛烈にハイチューンなNAでありながら、すこぶる使いやすいエンジンなのだ。もちろん、回転が2000、3000、4000rpmと上がれば踏み込んだ際のレスポンスはその鋭さを明らかに増して、背中をバックレストに押しつける鮮烈な加速をドライバーに振る舞いながら、低いギアでは8400rpmから始まるレッドゾーンに軽々と飛び込んでいく。
しかもそれに加えてこのエンジン、前記のフラップつきエグゾーストシステムの恩恵もあって、音が実によろしい。それも全開にしたときだけでなく、中速域から軽く踏んで徐々にスロットル開度を増していくようなプログレッシブで大人しい加速パターンにおいても、“パフォーン” といった耳に心地好いサウンドを奏でる。つまりこの後期型GT3ユニット、回転数を問わず、踏めばいつでもいい音を聴かせてくれるのである。
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