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ポテンザRE-11が進化 勝てるポテンザ復活 !

強いポテンザ復活

試乗してまず感じたのは、タイヤがしなやかになった、ということ。これは相対的なもので、コンパウンドのグリップが高くなったことで、タイヤケースが比較的容易に変形するようになったということだ。いい方を換えれば、それだけコンパウンドグリップが上がったということでもある。

先代モデルとなるポテンザRE-11は、粘着系のグリップ性能よりもコーナリングパワーの立ち上がり方などでグリップバランスや安定性を作り出しているようなところがあった。もちろんコンパウンドグリップも悪くないが、印象からするとハードコンパウンドといった感じだった。

RE-11Aは、それと比べるとミディアムコンパウンドといった印象がある。走りだした瞬間からすでにハンドルの重さが違っており、しかもタイヤの発熱が速いので、サーキット走行の1周目からしっかりグリップが出てくれる。

やはり先代RE-11との比較になるが、先代はコーナー進入でブレーキを残し、フロントアウト側のタイヤに荷重をかけ、イメージ的にはタイヤを押しつぶすようなイメージでコーナーに入っていくとタイヤが路面をとらえ強くグリップしてくれた。ところがRE-11Aは、軽い荷重移動からハンドルを切りだすだけで、タイヤが変形しながら路面をとらえてくれるような手応えがある。明らかにピークグリップが高くなっており、コーナーでは旋回のボトムスピードが上がっているのが判る。タイムも、試乗コースとなった富士スピードウェイのショートコースで、ボズスピードのランエボXで走り比べたところ、RE11が36秒918、RE11Aが35秒171で1秒強の差がついた。

走り比べた印象では、RE-11は横グリップよりもトラクションを重視してドンッと立ち上がるような走り方が合っていたが、RE-11Aはそれに比べ、もう少し旋回スピードを上げて走ることができた。

興味深かったのは、滑り出しや滑ってからのコントロール性も上がっており、コントロールの自由度が広がっていたことだ。また、クスコチューンのBRZにも試乗したが、フロントタイヤに突っ張ったような硬さがなく、適度にしなって路面をとらえてくれるので、路面を捕まえやすくとても走りやすかった。

フロントタイヤの使いやすさはFFのCR-Zでも体験できた。フロントタイヤが路面をとらえやすいという感覚はCR-Zでも同様で、グリップの高さ、舵の効きの良さが実感できた。

印象としては「強いポテンザ復活」。ブリヂストンファン待望の、勝てるスポーツラジアルが登場した。

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