ダンロップ夏タイヤ、最速&グッドバランス!
掲載 更新 carview! 文:斎藤 聡/写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 文:斎藤 聡/写真:中野 英幸
ダンロップのスポーツラジアルの最高峰であるディレッツァZ1・スタースペックがモデルチェンジし、『ディレッツァ ZII』として新たに登場した。ターゲットとコンセプトは明快。ストリートからサーキットまでスポーツ走行を楽しむユーザーに向けたタイヤで、サーキットでのラップタイムを短縮する、というもの。一言でいえば、バリバリの体育会系スポーツタイヤだ。
モデルチェンジはしたものの、コンパウンドは従来のものを踏襲している。ただし、トレッドデザインの変更でランド比(トレッド面における接地面積の占める割合)を2.5%アップし、タイヤプロファイル(≒タイヤの断面形状)を変更して縦長な接地面形状としている。構造部分も、トレッド面を支えるブレーカー(ベルトと呼ばれる部分)を硬いゴムで挟み込み、トレッド内部の剛性をアップ。またサイドウオールの内面形状を真円プロファイルにすることで、しなやかさを作り出している。
これらの設計は単純に接地面形状だけでなくコーナリング時のタイヤの接地面圧にも影響しており、従来よりも均一に接地・発熱するようになっている。その結果、同じサイズの従来品Z1と比べて実接地面積が大きくなったことで、ドライブパフォーマンスが向上するという理屈だ。
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