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テスラ・モデル3の自動運転は優秀だがクルマの品質はまだまだだ

自動運転前提でデザインされた巨大なディスプレイ

さて、前回の試乗でもそうだったが驚くのはインテリアだ。ドライバ正面にいわゆるメーター類は無く、ダッシュボード中央には横いっぱいに広がった15インチのLCDタッチパッド(LG製)が文字通り貼り付いている。これがドライバーとモデル3をコミュニケートさせる唯一の手段=HMI(ヒューマン・マシーン・インターフェイス)である。ここに表示されるアイコンをタッチすることによって、充電リッドの開閉からステアリングホイールの調整(上下前後)まで、様々な機能にアクセスできる。この動作はディストラクション(脇見)を誘発しそうだが、モデル3は自動運転機能を搭載しており、このシンプルな操作系はそれを象徴しているのだ。

試乗車は車両重量1610kgのスタンダード・バージョンで、搭載されているバッテリーは50kWh、航続距離は220マイル(約350km)、スーパーチャージャーを利用すれば30分の充電で210kmの走行が可能である。一方240V・32Aの普通充電(※北米)では1時間で48km走ることができる。搭載されている電気モーターは最高出力211kW(約300ps)/最大トルク525Nmで、ダイナミック性能は0-60mp/h=5.6秒、最高速度=217km/h、また100kmあたりの電力消費量は14.1kWhとインターネット情報には記載されている。

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