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テスラ・モデル3の自動運転は優秀だがクルマの品質はまだまだだ

ライバル市販車の自動運転より相当進んでいる

さて、自動運転のインプレッションに移ろう。

モデル3にはフロントに3個、サイドに2個、斜めサイドに2個、そしてリアに1個の合計8個のカメラ、そしてフロントに1基のレーダー、12個の超音波センサーと合計21個のセンサーが周囲を監視している。テスラの凄いところは、これらのセンサー類と制御系の協調、コミュニケーションが非常にうまく作動している点にある。

操作はいたって簡単で、モデル3のセンサー類が正常に作動して周囲の状況を読み取ると、スタンバイが表示され、コラムのレバーを2回下へティップするとレベル3相当の自動運転が始まる。それは他メーカーのクルマに搭載されている類似の機能と比べ相当進んだモノで、通常であれば諦めてしまうほどの細い道でも制御を開始する。

特にモデル3の自動運転をありがたく思うのはハイウェイ走行、そして渋滞時のノロノロ運転である。複数車線の巡行では、たとえ白線の片側が消えても、さらにジャンクションなどで車線幅が突然広くなった場合でも、やや行ったり来たりはするが、直ぐにカメラで周囲を読み取り、最良のポジションを維持して自動走行を続ける。

またウィンカレバーをタッチすると自動車線変更も可能だ。ただしあくまでもドライバーの介入を必要とするレベル3なので、ステアリングホイールから手を離して30秒ほどすると警告が示され、それでも何もしないと、自動運転は解除される。自動運転モードに復帰するには、一旦停車してリセットする必要がある。ドライバーに何か起こった場合(意識を失うなど)を想定しているからだ。

制限速度65~70マイルが延々と続く北米ハイウェイにおけるドライブでは疲労を軽減するのに大きく役立つだろう。そしておそらく渋滞でダラダラ走行が続く日本の高速道路でも使えそうだ。ただし、日本と欧州は国連基準(UNECE:自動車基準調和世界フォーラム)で縛られており、この規則を批准していないアメリカや中国のようには簡単にホモロゲーションを取得できないだろう。自動運転の難しさは、こうした規制が世界的に統一されていないことにもあるのだ。

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