来年上陸、ボクスター GTS 4.0のPDKモデルは日本で乗るならMTより正解?
掲載 更新 carview! 写真:Kimura Office 50
掲載 更新 carview! 写真:Kimura Office 50
一方、GTS 4.0に搭載されているPDKのシフトプログラムは、標準装備のスポーツクロノパッケージと共に用意されている4種類ドライブプログラム(ノーマル、スポーツ、スポーツプラス、インディビジュアル)に合わせて特性が変化する様にセットされ、スポーツプラスではローンチコントロールを含む最大のパフォーマンスを発揮する。
さらにモード・ダイヤルの中央に新たに「スポーツレスポンスボタン」が用意されているが、このボタンを押すとセットされているドライブプログラムに関係なく、エンジンとトランスミッションは最高のパフォーマンスを発揮するモードに突入する。20秒間継続する間に例えばドライバーは瞬時に追い越しを遂行することができる。F1にみられる様なこのブースト効果は非常に気持ちの良いものであった。しかもこれはBEV(電気自動車)とは違って何度もトライすることができるのである。
今回の試乗はターボの時とは違ってアウトバーンを南下してシュベービッシュアルプと呼ばれる丘陵地帯へ向かうことにする。そこには箱根を思い起こさせるコーナーに富んだ比較的広く見通しの良い山間路があり、地元の自動車雑誌がテストを行うことでも知られている。
このワインディングロードが続くセッションではパドルでの指の動きでも、セレクトレバーのタッチでも、タイムラグをまったく感じさせずに変速できた。前述した、低く設定された1速から5速のギア比は特にタイトなコーナーからの脱出にぴったりで、ブレーキングを僅かに残しながらスロットルを踏み込んでゆくと胸の空く様な加速を開始する。そして当然ながら、両手をステアリングホイールから離すことなくライントレイスに専念することができるわけだ。
今回テストしたボクスター GTS 4.0 PDK仕様はドイツ国内でMT仕様よりも3173ユーロ(約40万円)高い。ポルシェの6速MTは操作性に優れ、車と人のダイレクトな結びつきという点では魅力的である。しかし毎日の通勤、あるいは渋滞を考えると2ペダルのもたらす快適性は捨てがたい。日本の交通環境を考えるとPDK仕様を待つのが正しい判断だと私は思う。
レポート:Alex Ostern/Kimura Office
※取材記者が独自に入手した非公式の情報に基づいている場合があります。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
トヨタの新型EV『bZ3X』に採用、エアコン送風口に「超薄型レジスタ」…豊田合成が開発
電気自動車の新たな可能性を見出す痛快BEVスポーツ。ル・ボラン編集部が選ぶ! 「EVアワード」ヒョンデ・アイオニック 5 N
「BEVは雪道に強い」はホントか。ボルボの後輪駆動BEV、EX30でモーター駆動制御の所作を体感
「これがジャガー?」ポップな丸文字ロゴに昔からのファンはビックリ! 英国の伝統「ジャガー」が新たに目指すものとは?
角田裕毅、F1開幕戦初日は4番手好発進! しかしチームも平常心「バランスも特に問題ない。集中し続けていくだけ」
光岡『ファイナル ヒミコ』発表、17年の歴史に幕 中古車ベースで生産
キモチいいステーションワゴン!──新型トヨタ クラウン・エステート試乗記
10%の英ドライバーは故障につながる、ある単純な部品を一度も点検していない!?
バイクのある日常をテーマにしたイラスト展「HAVEABIKEDAY.Vol.7」がユナイテッドカフェ世田谷店で3/19~31まで開催!
新しい「“マイナ”免許証」まもなく交付スタート! これまでにない「カード一体化」でどんなメリットがある? 「更新が楽」「ちょっと安くなる」ことも 特徴は?
ランエボ使いが[ドイツ製スポーツカー]を20年以上も相棒にした本当の理由ってなんだ?
「フォルクスワーゲン・IDバズ カーゴ」が「フリート ニュース アワード 2025」で「ベスト スモール バン」に選出
【実際どうなの?】「WR-V」オーナーのガチな本音…コスパは魅力的。でもやっぱり“割り切り”が必要!
「ジムニー」の“進化”を大胆予想。軽、3ドアのシエラ、5ドアのノマドときたら…次はピックアップトラックで決まり⁉︎
やっと出た「エステート」にもマット塗装追加! “ザ・クラウン”でしか買えない特別仕様車は今夏発売
【やっと】「エステート」発売。フルフラットな広大ラゲッジで史上最もアクティブなクラウン…635万円から
欲しくても買えない…注文殺到で長納期化の「ランクル」や「ジムニー」。なぜメーカーは増産しないのか?
レクサス「LM」が前年比477%増と売れまくり。1500万円超の高額車をヒットさせるトヨタの“したたかさ”
“トランプ関税”で次期シビックがメキシコ産から米国産に?「アメリカ・ファースト」が日本車に与える影響とは
【1年半遅れ】今春登場の新型「ムーヴ」…HEVナシ、20万円値上げも“スライドドア採用”で一発大逆転へ
「やっちゃえ日産」よ再び! 余計なお世話は承知の上で、今必要なのはe-POWERだけじゃなくてこんなクルマ
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!