ホットハッチに巨星誕生 ルノースポールの実力!
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:齋藤 正
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:齋藤 正
ワインディング的な公道を走っていると、このクラスとしては極めて上質な感触に彩られている。通常スポーツモデルは公道で硬さを感じるが、そうした印象はない。もちろんだからといってただ快適なだけでもない。言うならばそこには、スポーツモデルであることを忘れさせないだけの、ちょうど良い張りがある。そして常にフラットで確かな乗り味を示し続け、操舵していくとボディの動きはわずかではあるがインフォメーションが充分に備わるロールを生み出していく。
そうした乗り味走り味はひと言“大人の味”といえるものだ。ペースを上げて走っても印象は変わることなく続く。さらにいえば、そうした上質さは2クラス上のスポーツセダンのように思えるレベルにある。ただただ味わい深さにしみじみとするのである。
そうして高速に入ると、大人の味はさらに引き立ってくる。しなやかで滑らかな乗り味走り味は相変わらず上質さを引き立てつつ、そこに車格を感じさせない重厚感さえ生まれているのだ。だからといって鈍重な感覚は一切ない。この辺りに関してはリッター100psを超える2.0リッターユニットの動力性能の高さが存分に華を添えてくれる。常用域から既に快感と快音を伝えるが、回せばキレの良さを存分に伝える。一方で単に移動のためだけのエンジンとは違うコクともいえる感触すらある。さらに踏めば圧倒的な快感とともに、エンジンに“鳴き”が生まれるのだ。
その走りはまさに、現代ホットハッチの頂点にあるといって間違いない。僕は今年、アルファロメオ・ミトを大人の味を持つFFハッチの頂点に認定し現在自身で所有しているが、その頂点の座はあっさりと奪われてしまった? とすら思えるほど。そしてミトはもちろん名だたるホットハッチを凌ぐ快感をルーテシア・ルノースポールは有していたといえる。その意味では、現代においてはもはやホットハッチ=硬い乗り味という図式は完全に崩壊しているといっていい。
ならば果たして登場したばかりのシビックタイプRユーロとは相当な好勝負を繰り広げるのではないだろうか? 同じ2.0リッターの直4NAハイチューンエンジンを搭載し、価格は実に1万差である。機会があればこれも是非試して皆さんにお伝えしたいと思う。
そんな風に思えるほど極上のホットハッチだったのである、ルーテシア ルノースポールは。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
雄大な峡谷美に抱かれた「延楽」で一流の芸術に触れる【心を満たす温泉宿24選】
【F1アブダビGP決勝の要点】「優しすぎる」と評されたノリスが初戴冠。爽やかな新チャンピオン誕生の光景
【ポイントランキング】2025年FIA F2第14戦ヤス・マリーナ終了時点
【ポイントランキング】2025年F1第24戦アブダビGP終了時点
ランド・ノリス、悲願のF1初王座! 優勝フェルスタッペン2点差に迫るも5連覇ならず……角田裕毅は14位で一旦表舞台を去る|F1アブダビGP決勝レポート
ノリスがF1チャンピオンに輝く。フェルスタッペン優勝も逆転ならず【アブダビGP決勝レポート】
F1アブダビGP決勝速報|角田裕毅、当面のF1ラストレースを14位で終える。フェルスタッペン優勝も一歩及ばず、ノリスが初王座
ダイハツ×HALが描く軽自動車の未来像とは?Z世代発想が示した“10年後の地方を変える”提案
波乱万丈のSUPER GT戦記!! 2026年シーズン ホンダはは新型プレリュードで挑む!!
「めちゃくちゃ懐かしい!」 シチズンコレクションから名作映画『E.T.』感動の名シーンを閉じ込めた限定ウオッチ登場!
「エスプリ・セー ・ケイ・ギンザ」でクリスマス限定コースがスタート。小林圭のスペシャリテを銀座流にアップデート
一見ただの公園だが……貴重な中世城郭「茅ヶ崎城」の遺跡だった!? バイクで往く城跡巡り
レクサス版「GR86」構想は本当にあるのか? 棚上げ状態から再始動の声が聞こえてきた背景
【いまさら聞けない】認定中古車のメリット・デメリット。購入者が主張する“意外な盲点”とは…どんな人に向いている?
290万円の「デリカミニ」登場で“価格天井”が崩壊。なぜ軽自動車の“高価格化”が止まらないのか
22万kmでも海外オークションで400万円超えた三菱「パジェロ エボ」。もし左ハンドルがあったらもっと高値になってたかも?
【知らなきゃ損】実は“革シート=動物が可哀想”じゃなかった。専門家が語るレザーの真実と、捨てられる牛皮“45%”の衝撃的現実
「クロスビー」が“実質フルモデルチェンジ”で昨対比269.8%と大復活。コンパクトSUVの王者「ライズ」を脅かす存在に!?
「N-ONE」一部改良。販売店には6MTの「RS」と「特別仕様車」に問い合わせ集中…「やっぱりMT車は運転が楽しい」の声も
【やっぱり大人気】長らく買えなかったガソリン仕様「RX350」が受注再開。購入者からは「コスパ最強」の呼び声も
【コメント欄で激論】「500万超えは厳しい」「アルファード買ったほうがいい」…「オデッセイ」一部改良に関する記事が話題
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!