ホットハッチに巨星誕生 ルノースポールの実力!
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:齋藤 正
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それは…と驚きを記す前に、ルーテシア ルノースポールの成立ちを少し記そう。このモデルはつまり、ベース車両に専用チューニングを施した仕様だが、搭載エンジンはノーマルの1.6リッター直4NAから2.0リッターの直4NAに置き換えられている。最高出力203ps/7100rpm、最大トルク21.9kgm/5400rpmという数字を見ても判る通り、今時としては極めて珍しい高回転型ユニットだ。欧州車のエンジンでNAながらリッター100psを高出力は稀。多くの場合、トレンドである直噴にターボを組み合わせこのくらいの数値を実現する(exゴルフGTIなど)。世界的に見ても2.0リッターのNAで200psオーバーするのは他にホンダのタイプR用ユニットくらいだ。
さらにシャシーも専用セッティングが施されるが、こちらはトゥインゴで施されたサーキット仕様のシャシーCUPではなく、日常の快適性とサーキット走行を高次元で両立させた「シャシー・スポール」を採用する。シャシーに専用品は数多く、フロントダブルストラットを採用するほか、フロントにブレンボ社製ブレーキ、リアにTRW社製ブレーキを備える。またタイヤも専用開発となる左右比対称のコンチネンタル・スポーツコンタクト3が奢られている。
他に特徴的なのはエアロパーツで特にリアバンパー下に与えられるディフューザーはF1由来。130km/hで48kgのダウンフォースを発生するという。車両重量は1240kgだ。
さて、公道に出て受けたとてつもない衝撃というのは、まさに抜群の乗り味走り味が生まれていたからだ。そしてこの瞬間、ルノースポールに与えられたシャシー・スポールの意味を理解できた。つまりサーキットであれだけスポーツ性の高いハンドリングを示しながらも公道では抜群の乗り味走り味。先に高バランスと記したが、言い直せばそれは超高バランスだったのである。クローズドコースで感じたマイルドさ=サスペンションのしなやかさや滑らかはこのためにあったのか、と。
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