日産「フェアレディZ」が宿敵トヨタ「GRスープラ」を逆転。アメリカ市場で明暗を分けた“価格と戦略”の真相とは

日産 フェアレディZ「画像：APOLLO NEWS SERVICE」

「ニスモ」は個性と価格で支持拡大。スープラは次世代モデルで巻き返しへ

フェアレディZの高性能モデル「ニスモ」は、ライバルである「MkV ファイナルエディション」（6万8550ドル、約1030万円）よりも価格を抑えた6万5750ドル（約987万円）で販売され、独自のキャラクターがユーザーから高く評価されています。

スープラは、2026年初頭に生産終了を迎える見込みです。しかしその裏では、次期型の開発がすでに進行しており、新時代への布石が打たれています。

次期スープラは、新開発の2.0L直列4気筒ガソリンターボエンジンに電動化技術を組み合わせる可能性が高く、「GRスープラ A90 ファイナルエディション」に搭載されているBMW製3.0L直列6気筒ガソリンターボ（最高出力441ps）を超える性能が期待されています。

登場は2027年以降と見られますが、トヨタがどのような形でスポーツカーの未来を描くのか、注目が集まります。

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（写真：APOLLO NEWS SERVICE、トヨタ、日産）