【日本は遅れてるは勘違い】EVの元祖「リーフ」の次期型は待つ価値あり? 電池と航続距離は?
掲載 carview! 文:編集部 80
掲載 carview! 文:編集部 80
というわけで、2024年~2025年あたりにリーフが3代目へ進化、フルモデルチェンジを果たすという、まことしやかなウワサが聞こえてきます。
はたして次期リーフはどのようなクルマになるのでしょうか?
初代から2代目へのフルモデルチェンジ、それぞれの改良ポイントを振り返れば一目瞭然ですが、リーフの進化は搭載するバッテリーを増やし、航続距離を伸ばすというものでした。当然ながら3代目も同様の進化を遂げると考える人は多いでしょう。
しかし、そうとは言い切れません。
先日、日産とホンダが戦略的パートナーシップについて検討を開始したことを発表しましたが、その狙いのひとつにバッテリーなどEVに欠かせないコンポーネントの調達力を上げることが指摘されています。ユーザーからするとバッテリーを大量に積んだEVにすれば商品力は上がると考えてしまいますが、バッテリーの調達でホンダと手を組む検討をすることからもわかるように、バッテリーは制限なく手に入るものではありません。むしろ、限られたバッテリーリソースを有効活用することが求められるといえます。
ですから、次期リーフが単純にバッテリー搭載量を増やせるかといえば、非常に疑問です。また、初代リーフが登場した際には「10年後にはバッテリーの価格は大幅に下がるだろう」という楽観的な見方もありましたが、今のところEVでもっとも高価なコンポーネントであり続けています。バッテリー搭載量が、車両価格を大きく左右するわけです。
>>リーフ(現行モデル)の価格や画像はこちら
>>リーフのユーザーや専門家の評価はこちら
>>リーフの中古車情報はこちら
>>リーフの気になる点は? みんなの質問はこちら
現在の技術トレンドのまま、次期リーフの価格帯が大きく変わらないとすると、バッテリー搭載量を増やすことは難しいといえるでしょう。むしろ自宅での普通充電を前提にすると、6kW充電に8時間つないで満充電になる50kWh前後のバッテリーが、毎日使うEVとしては適正という見方もあります。それでもEVの技術は日進月歩で進化しています。空力性能、駆動モーターや制御の進化などによって航続距離を伸ばすことは十分に期待できます。
3代目リーフがどのような姿・性能でいつ登場するのか、明確なことは言えませんが、EVの進化スピードを考えると、バッテリーや航続距離はもちろん、走りやパッケージ、先進安全技術も大きく進化するのは確実です。「待てるなら待ったほういい」と言えるのではないでしょうか。
(終わり)
写真:日産、三菱
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
電気自動車で復活する(!??)新型マーチはどんなクルマになるか妄想してみた
[新事実]10年でバッテリーが壊れるは嘘!? 最近のハイブリッドはマジで頑丈だぞ
BYDはなぜ、新エネルギー車を「ガソリン車並み」の価格にできるのか?
日産「新型スカイライン」は伝統の「丸目4灯テール」採用!? 新たな「V38」に期待大! まさかの「スカイライン“e-POWER”」登場か
Honda的「かつてない感動体験」って、どんな体験? 「2024 ビジネスアップデート説明会」を通して、EVだけじゃない未来が見えてきた
テスラより安い中国最新EV オンボ「L60」 航続距離は最長1000km
マツダが次世代型「CX-5」の存在を明らかに! 心臓部は“マツダ製ハイブリッド”になる!! デザインは新コンセプトカーがベースか!?
レクサスの中国製コピー? 上級ワンボックスEVが英国上陸 マクサス・ミファ9へ試乗 価格なりの高水準
自宅でのEV充電ってどうしてる?教えて!みんなの充電器事情 #1
中国市場はまだまだEV化の流れが止まらなかった! 内燃機関からPHEVを介してEVシフトするシナリオの中身
【本田宗一郎DNAは息づいている】 型破りで破天荒なホンダの目標 EV化の裏には現実的な考えが
元ホンダ社員も驚き……なんとサイズアップしてきた[新型フリード]! 果たして吉と出るか凶と出るか? 実はライバルのシエンタと逆張り!?
アメリカでハイブリッド勢が大躍進。EV神話のメッキがはがれて…この後どうなる?
三菱の軽EV「eKクロス EV」一部改良。グリーンやライラックのお洒落系カラーも登場。価格上昇は控えめ
【円安効果はごく一部!】国産自動車メーカー好調の理由は日本お得意の“着実な積み重ね”にあった
【今わかること比較】走りと後席の快適性は新型「フリード」優勢。「シエンタ」に勝る点、劣る点
【VIPの隠密仕様】アルヴェル4人乗り「スペーシャスラウンジ」準備中。目立ちすぎLMより本命
超人気モデルの納期「ウン年待ち」は今どうなってる? ランクル、アルヴェル、ジムニー最新事情
【禁断のアウトドアミニバン比較】新型フリードクロスターとデリカD:5を比べたら、意外と悩ましい結果に…
今夏、北米で発売予定の新型日産「キックス」新着フォト集! 国内仕様に期待膨らむ!
スバル「レガシィ」生産終了。あなたが最も印象に残っているのはどのモデル?【写真でチェック】