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幻のホンダ スポーツ360、S660プロトと共演へ

幻のホンダ スポーツ360、S660プロトと共演へ

S660プロトタイプ(2013年・東京モーターショーに出展予定)

51年ぶりに東京ショーに登場!

ところがそのS360が今年10月13日、ホンダSシリーズの愛好家たちが主催するホンダSの生誕50年を祝う会「HONDA Sports 50th Anniversary」が開かれたツインリンクもてぎのパーティ会場に、突如として姿を現した。すわ、一台だけ保管されていたS360を誰かがレストアでもしたのかと思いきや、そうではなかった。1962年東京ショーの展示車と同じシルバーに塗られたこのクルマ、実は栃木の本田技術研究所の有志によってほとんどゼロから製作された、ワンオフのリメイクモデルなのである。

メーカー製であるとはいえ、その製作は困難を極めたらしい。例えばエンジン搭載角度を15度から45度に変更するなどの大きな手直しが必要だったとはいえ、エンジンとトランスミッションは現存する同排気量のT360用をベースに使えたからいいが、シャシーやボディの多くの部分は、まさにワンオフで製作されたものだという。その際、社内に図面が残されていた部分は非常に少なく、多くは当時の自動車誌に載った写真などを参考にして仕上げられたものだというから、苦労が偲ばれる。

しかし喩えそうだとしても、当時開発にタッチしていた大ベテランから、その存在すら知らなかったに違いない若者まで、一丸となって新たにS360を生み出す作業は、苦労はあるものの大いに遣り甲斐のある仕事だったと想像できる。しかも完成したS360が、それを目にしたエンスージアストの喝さいを浴び、「こんなのが欲しい!」の言葉を寄せられているのを目の当たりにすれば、悦びもひとしおではないだろうか。

伝え聞くところではこのリメイク版のS360、今年11月の東京モーターショーのホンダブースに、51年ぶりに展示される予定だという。しかもそこには、現代の軽自動車規格に沿って生み出されたミドエンジンの小型スポーツカー、「S660」のプロトタイプも姿を現すというから、小さなスポーツカーが好きな好事家には、東京ビッグサイトのホンダブースは見逃せないものになるはずだ。

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