【911はどうなる!?】“マカン”に続き“718”もBEV化へ EV需要減速の中でポルシェが進めるしたたかな戦略とは
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 21
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 21
ポルシェの電動化戦略について、ある業界関係者は次のように話します。
「いま世界中の自動車メーカーが頭を悩ませているのが、主要市場で導入されている『企業間平均燃費(CAFE規制)』です。
簡単に言えば、モデルごとではなく自動車メーカーごとにCO2排出量を規制するというものです。
CO2排出量が一定の基準を上回ると、その自動車メーカーは多額の罰金を支払わなければなりません。
その一方で、CO2排出量の多いモデル(=燃費の悪いモデル)を販売していたとしても、それ以外のモデルで帳尻を合わせればよいという点では、自動車メーカーにとっても少なくないメリットがあります。
その点をふまえてポルシェを見てみると、販売台数の多いマカンや718ボクスター/718ケイマンをBEV化することで、全体のCO2排出量を抑えようとしているように思います。
一方、ポルシェというブランドにとって最重要モデルである911は、販売台数で見ると決して多くはありません。
つまり、BEV化したマカンや718ボクスター/718ケイマンが一定の販売台数を稼ぐことができれば、911についてはすぐにBEV化する必要はないということになります。
やはり、911は伝統の水平対向エンジンによって多くのユーザーの心をつかんできたモデルであり、ポルシェにとってはもっともBEV化しにくいモデルです。
このように考えると、エントリーモデルであるマカンや718ボクスター/718ケイマンについては積極的にBEV化を進める一方で、911についてはユーザーが納得するモデルが用意できるまで、当面の間はBEV化することはないと思われます」
電動化に熱心な姿勢を見せながらも内燃機関を愛するユーザーへの配慮も忘れないというその二面性が、ポルシェというブランドのさらなる魅力のひとつなのかもしれません。
<終わり>
>>エンジン車好きは安心してほしい! 最近のEVには「そのうちハイブリッドが加わる」可能性が高い
【ポルシェ 911】>【クルクル動かせる!】360ビューはこちら
>価格やスペックはこちら
>ユーザーレビューはこちら
>専門家のレビューはこちら
>中古車情報はこちら
>みんなの質問はこちら
>価格やスペックはこちら
>ユーザーレビューはこちら
>専門家のレビューはこちら
>中古車情報はこちら
>みんなの質問はこちら
<写真:ポルシェ>
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
BMW M、開発責任者が交代…高性能モデルの新時代へ
スープラ生産終了記念、富士スピードウェイホテルで歴代6車種試乗イベント開催…2026年2月1-2日
ジェットスター「約8年4か月ぶりの新規国際線」開設 行き先は”ポテンシャル最強の観光都市”、時間帯も日本人には超便利!
12年ぶりの大刷新! スズキ「新型“2人乗り”軽トラ」まもなく発売! 斬新マスク&先進メーター採用! めちゃ進化した「キャリイ」ビッグマイチェンモデルに期待大!
オフロード感マシマシ! JAOS、新型トヨタ『RAV4 Adventure』専用カスタムパーツを発売
【MotoGP】シート喪失のオリベイラ「できることは全てしたが、十分ではなかった」最高峰通算5勝までのキャリアには満足感も
マツダは東京オートサロン2026に2025年レース参戦車両と新型CX-5を出展
本気で日本市場攻略!! 日本専用の「軽自動車×スライドドア」モデルがBYDから新登場! JMSに展示されたBYDのクルマたち
ホンダ、問われる部品調達の管理体制、半導体不足で日中工場を一時生産停止[新聞ウォッチ]
常磐線の「激レア行先」復活へ 上野から“太平洋を一望できる絶景駅”まで直通! 来年3月ダイヤ改正で
「水素エンジンバイク」に立ちはだかる障壁と、ヤマハの挑戦…開発者「環境と感動を、どちらも諦めない」
関東由来の名前いまだ無し!「海自の最新ステルス艦」が年の瀬に進水へ 艦名どうなる?
絶好調すぎて受注停止の「ヤリスクロス」。26年2月の改良では10.5インチディスプレイ採用で10万円ほど値上げ【販売店情報】
【軽なのに300万円超え…なぜ売れる?】デリカミニ上級グレードが「普通車ユーザー」に刺さる本当の理由
【誤解】トランプ大統領が「小型車の生産承認」を指示。それでも“軽自動車”の米国進出あり得ないと言える訳
【EVなんてまだ早い?】そう思う人向けに「ぜんぜん売れてない電気自動車」の意外と悪くない日常メリットを拾ってみた
車高は低くても価格が高すぎ!? 「RS」投入で「ヴェゼル」の販売が好調…装備内容を考えれば「納得」の声
【V10「LFA」超えの可能性?】新型「GR GT」の4.0L V8が“トヨタ最高傑作”と噂される理由。EV時代でもV8を捨てなかった背景に迫る
【実際どうなの?】日本カー・オブ・ザ・イヤーで2位獲得! 新型「プレリュード」購入者のリアルな声
【アレがない衝撃】アウディ新サブブランドの「E7X」量産モデルが初公開! アウディ伝統“4つのリングが完全消滅”の新顔で2026年発売へ
【正式発売】トヨタ新型「RAV4」がついに登場! 価格は450〜490万円で“最大約64万円上昇”。月販3000台目標も早期完売の可能性濃厚か
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!