ポルシェ カイエンがアウディRS Q8を凌ぐ640馬力の最強グレード・ターボGTを準備中。プロトタイプの走りは?
掲載 carview! 写真:Kimura Office 68
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現行型「ポルシェ カイエン」(タイプPO536 )のトップモデルは2017年に登場した「ターボS」で、4.8L V8から最高出力550馬力、最大トルク770Nmを発生し、0-100km/hは3.9秒、最高速度は286km/hに達した。ところが同じグループから「アウディ RS Q8」(600馬力、800Nm、3.8秒、305km/h)や「ランボルギーニ ウルス」(650馬力、850Nm、3.6秒、305km/h)が登場したために、グループ内でヒエラルキーの見直しが必要となってしまった。
そこで開発されたのが今回プロトタイプテストに用意された「カイエン ターボ GT」で、4L V8 ツインターボのクランク強化、過給圧アップ、センターマフラーを省略したチタンエグゾーストシステムなどの採用で、最高出力は90馬力アップの640馬力、最大トルクは850Nmを発生する。 その結果0-100km/hは3.3~3.4秒、最高速度は300km/hに達する。
これによって少なくともアウディ RS Q8よりは上、ランボルギーニ ウルスとは紙一重のポジションを得ることになる。ホッケンハイムサーキットに現れたカムフラージュされた試作車のボディはすべてクーペバージョンのみだったので質問したところ、このハイエンドモデルにはスタンダードSUVは用意されないとの回答だった。エクステリアは大きな変化はなさそうで、わずかにパナメーラ風のグリルと、リアエンドの中央にレイアウトされた巨大な楕円状のツインエグゾーストパイプとディフューザーが新しい。インテリアは残念ながらまだ未公開である。
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