V60クロスカントリー。エンジンも走りもドイツ車とは世界が違う
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:望月 浩彦
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:望月 浩彦
ある意味予想外だったのは走りだ。正直、かつてのV70XCのゆったり加減が頭に残っていた小沢。しかし、乗るなりだいぶ違う。目線はまあ高いかな? ぐらいだったが走り出すなり、足は予想外に締まってるのだ。タイヤがオプションの大型18インチだったこともあるけど、最新型ボルボ独特のニブさと共にガチッとした剛性感が味わえる。
ハンドリングもフィール自体はニブめでドイツ車系のソリッドさはない。そこが今のボルボ特有の味だが、ステアリングの効き自体はかなり良く、切れば切るほどグイっとGを発生。いわゆるSUV的なロールの深さはほとんどない。もうボルボも癒し一辺倒の時代ではないんですな。
一方、肝心のクリーンディーゼルは凄い。相変わらず強力な190psのパワーと400Nmの最大トルク。これが掛け値なしに発揮されて1.7トン台の重めボディを発進からグイっと押し出し、高速での伸びも凄い。しかもレスポンスがよく、これは絶対にハイブリッド系じゃ味わえない毎日使える速さだ。
ついでに燃費はJC08モードで19.5km/L。正直、ビックリする数字じゃないけど、その分、実燃費との乖離は少なく、おそらく高速じゃ15km/Lは硬いでしょ。これ見よがしじゃないけど、ウソがなさそうなところがいいですな(笑)
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