新型アテンザ、ディーゼルか? ガソリンか?
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:篠原 晃一
次に乗ったのは2.5Lガソリンエンジンに6速ATを組み合わせたワゴン。新型アテンザは5ドアハッチバックの「スポーツ」を廃止し、セダンとワゴンの2車種にラインナップを整理してきた。聞けばスポーツの販売状況が芳しくなかったためとのこと。スポーツがもっていたスポーティでカジュアルなデザインテイストはワゴンに受け継がれたが、個人的にはスポーツがいちばん好きなモデルだったので、少々残念な要素ではある。
もう一点、気になるのはセダンのボディサイズが日本で使うにはいささか大きすぎること。4860mmの全長と2830mmのホイールベースは、セダンのメイン市場となる北米と中国を意識したもの。それに対し、欧州を意識したワゴンは全長4800mm、ホイールベース2750mmに収まっている。1840mmという全幅を含め、それでも依然として大きいなとは思うが、ワゴンの場合、遊び道具をたんまり積み込める広大なカーゴスペースやワゴンならではのゆったり感など、大きさがユーザーメリットにつながる要素もある。
その点、セダンはたしかに後席は驚くほど広大だが、日本で使うには無駄に大きいと感じてしまう。アテンザは世界を見据えたグローバルカーだけに日本だけの事情を考えるわけにはいかない。それは重々承知しているが、僕を含め、日本にはワゴンより小ぶりで引き締まったスポーツセダンを求める人のほうが多いのではないだろうか。
それはさておき、2.5Lガソリンエンジンを積むワゴンの走りもなかなか気持ちがいい。トルクこそディーゼルに大きく見劣りするが、粒がきれいに揃った回転フィールや優れた静粛性、トップエンドの伸びきり感はやはりガソリンに軍配があがる。圧倒的なトルクの厚みを重視するならディーゼルだが、だからといって2.5Lガソリンのトルクが細いわけではない。必要にして十分プラスαの動力性能と、スムースさ、深夜帰宅時のアイドリング音を含めた静粛性を重視するなら、2.5Lガソリンを選ぶ価値は大いにある。強力なトルクが常にスタンバイしているディーゼルは力強さが売り。それに対し、2.5Lガソリンを積むアテンザの走りは軽快かつジェントルに仕上がっている。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
5年ぶりにレースウイークに実施へ。IMSA、開幕戦デイトナ24時間の予選スケジュールを変更
ホンダ「NSX/NSX-R」が大人向けトミカから登場。エンジンフード開閉ギミックに惚れた!
新型「4ドア“GT”クーペ」初公開! 丸目4灯×6速MTのみの「現代版“ケンメリ”」!? レトロ顔の和製スポーツマシン「エムダブルファイブ」100台“限定”で発売へ
カツカレー&メンチカツ 東名高速「港北PA」でダブルカツを堪能
ペレスの挽回を評価も「マクラーレンからもっと点を奪いたかった」と代表。去就は最終戦後に決めるとマルコが改めて明言
[15秒でわかる]日産『パトロール』新型…新エンジンは出力と燃費を同時に向上
懐かしのTV番組『走れ! ケー100』を完全再現! ワンオフ製作の6輪の青い「機関車」は公道走行可能…半年で作り上げました【マイクロカー図鑑】
「止まるの?」「行っていいの?」挙動不審なクルマが多数! 「軽車両用信号」はクルマが従う必要のない信号だった
日本とヨーロッパは1本の路線でつながっている? 東京にある国道の起点のひみつ。【川辺謙一の「道路の雑学」Vol.2】
ウィーカーズ田中社長、北海道内での新規出店に前向きな姿勢 「拡大を無しにはしていない」
アウディスポーツ、最後の『R8 LMS GT3』を納車。隆盛をきわめたGT3の一時代に幕
Furdo の電熱グローブがセール価格に! 三金商事がブラックフライデー先行セールを開始
安くなって装備はどうなのよ? レクサスの高級コンパクトSUV「LBX」の最安グレード(420万円)はアリなのか
【周囲の視線まで変わる!】欧州名門ブランドの入門ハッチバック、今なら308と1シリーズ推しの理由
【何が起きている?】日産が開発する“新型コンパクトミニバン”が遅れる理由。計画中止の噂も
【名車ステージアを思い出した!?】ヒョンデの“デジタル感強め”な頂点SUV「アイオニック9」登場
活動家乱入で罰金2400万円、トヨタ歴史的大逆転、25年ドライバー発表、セリカ復活の布石…色々あったラリージャパン24【まとめ】
SUVに負けるな!? 今ではレアなステーションワゴン、フォルクスワーゲン新型「パサート」発売 525万円から
【次期ティアナ?】日産が“美形”セダン「N7」発表。中国でBYDとシャオミの上級モデルに殴り込み
現行型が今も販売好調な「フォレスター」だが、日本のユーザーが選ぶべきは…やはり新型である理由
800万円は高いか安いか!? レトロ風で最新の安全装備充実!ミツオカ創業55周年記念車「M55」発表
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!