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ロードスターが受注終了! 純エンジン仕様を買うなら秋の改良がラストチャンスに

現行ロードスターは受注終了

SUVがラインナップの中心を占めているマツダにあって、「ロードスター」は異色の輝きを放っています。

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1989年に初代のNA型が登場したロードスターは、発売当初から爆発的な販売台数を記録し、その後に登場したNB型やNC型、そして現行モデルのND型にいたるまで、それぞれの世代に多くのファンを持つなど、まさに国産ライトウェイトスポーツの金字塔と言える存在です。

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また、ロードスターは国内外の多くのスポーツカーに影響を与えたとされており、そういった意味でも歴史に残る1台と言えます。

そんなロードスターですが、現行モデルとなるND型の登場からおよそ8年が経過し、ホームページによると現行モデルの注文受付を終了していることから、そろそろ新型のウワサが気になるタイミングとなっています。

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開発主査が明かす「ロードスターの未来」

2023年6月末時点で、新型ロードスターについてマツダからの正式なアナウンスはありません。一方、5月に開催されたロードスターのオーナーズミーティングのなかで行われた、ロードスターの開発に関わるマツダ社員によるトークショーでは、新型ロードスターの姿を示す発言があったようです。

トークショーでは、ND型の主査を務める齋藤茂樹氏より「2023年秋に過去最大の商品改良が行われること」が明かされました。具体的な変更内容については話されなかったものの「ダイナミック性能に関わる改良が行われる」との情報もあり、その詳細が待たれます。

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また、2021年12月に登場した特別仕様車「990S」の生産を終了することも明かされました。

最軽量グレードの「S」をベースに、RAYS製アルミホイールなどの採用によってさらなる軽量化が図られたロードスターは、これまで以上に“ロードスターらしいロードスター”として人気を博してきました。

とはいえ、2023年秋に大幅な改良が行われるということであれば、少なくともあと1~2年は、ND型が継続販売されると考えて良さそうです。

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NE型は電動化が必至

一方、「NE型」と呼ばれる新型ロードスターの開発も着々と進んでいるようです。

現時点では確定した情報はないものの、2025年を目処に登場する可能性が高く、ファンの期待が高まっています。

大方の予想では「NE型」はなんらかの電動パワートレインが搭載されると見られています。それがBEVであるのか、PHEVであるのか、あるいはマイルドハイブリッドであるのかは不明ですが、厳格化される排ガス規制や騒音規制に対応するためには、なんらかの電動化施策は必要不可欠です。

ただ、インターネット上では「ロードスターはマツダにとって特別な存在であるため、内燃機関にこだわり続けるのでは」といった意見も少なくありません。

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しかし、NA型の開発主査である平井敏彦氏が定めたとされる「ロードスター憲法」には、「前後重量配分が50:50であること」や「アフォーダブル(手頃)であること」といった内容はあるものの、「内燃機関を搭載すること」という記述はないようです。

この「ロードスター憲法」は、歴代の主査にとって道しるべであるといい、簡単に手を加えられるようなものではないとされています。

つまり、「NE型」も「ロードスター憲法」に則って開発されると仮定すると、いかなるパワートレインを搭載しようとも、前後重量配分が50:50であることによる優れた走りと、多くの人にとって手が届く価格と扱いやすいサイズのモデルとして登場することは間違いなさそうです。

現実的なところでは、「NE型」にはマツダの電動化技術である「e-SKYACTIV」の何らかのハイブリッドが搭載される可能性が高いと見られます。

>>【ロータリー復活】MX-30 R-EV公開。発電に特化、PHEVとして登場

というのも「MX-30 EVモデル」の価格は451万円~となっており、EVやPHEVでは「ロードスター憲法」に定められている「アフォーダブル(手頃)であること」からは逸脱してしまう可能性が高く、今後の各市場の動向などを見て、現在は慎重に開発を進めている段階のようです。

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写真:マツダ、編集部

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