999台限定、アウディR8の2WDモデル「RWS」はクワトロと別モノ
掲載 更新 carview! 文:竹花 寿実/写真:Kimura Office
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もちろん、最先端のテクノロジーを纏ったR8だけに、ESPをオフにさえしなければ、コントロール不能に陥ることはまず無いが、このRWSには、既存の4WDモデルとは比べものにならないほど “スリリングな走り”が楽しめるポテンシャルが備わっているのである。
ESPをカットすれば、ドリフトだって楽しめる。今回はピスタ・インタのハンドリングコースを、ウィンタータイヤを装着した車両で走行したのだが、クリッピングポイントを通過すると同時に右足を踏み込めば、いとも簡単にリアが滑り出し、そのままドリフト姿勢を保ちつつ次のコーナーへ向かうといった派手な走りもお手の物だった。
はっきり言ってこのRWSは、歴代R8でベストのスポーティネスが感じられる1台である。今回は限定生産で、残念ながら日本に上陸する予定は無いが、今後、市場からの要望がより多くなれば、カタログモデルになる可能性はあるらしいので、期待していいだろう。
なお、ドイツでの価格は、19%の付加価値税込みで、クーペが14万4000ユーロ(約1880万円)、スパイダーは15万7000ユーロ(約2050万円)と、4WDモデルよりおよそ2万2000ユーロ(約290万円)もお買い得になっている。
※日本での発売や仕様等への記述は取材記者が海外試乗会で独自に入手した非公式の情報に基づいている場合があります。
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