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【ズレてない?】EV専門・シンプル・中国・ヤング。パワーワードで世界を煽るジャガーは〇か×か

ジャガーが狙う市場は現実の世界に残されているか?

ただ、ジャガーが得意としてきたセダンに対する需要は世界的に下り坂。しかも、より利益率の高い“超高級セグメント”に移行しようとすれば、ロールス・ロイスやベントレーといった、微妙にテイストは異なるが同系統のクラシック路線を採る老舗が存在する。

ただでさえセグメントが縮小気味なのに存在感が埋没してしまっては、ブランド存続も覚束ないということで、ジャガーはデザインをクラシック路線とは真逆に振り切ったとも思える。

>>タイプ00の驚きの内外装デザインを公式画像で見る

ただ、ジャガーが採る針路には不安要素も盛りだくさんだ。まず、現在掲げている2026年の完全BEVブランド化という目標自体が、急速な電動化を見直そうという最近のトレンドとズレてきてしまっている。

しかも、BEV時代のメイン市場と考えられていた中国は経済が低迷し、このまま日本の「失われた30年」に似た長期停滞期入りするとの見方が優勢だ。こうした状況のもと、欧州の各メーカーが手のひらを返したように内燃機関の存続を図っているのに、ジャガーは今のところ電動化路線を突き進むようで、ブランドのルーツとなる英国市場では開発中の電動4ドアGTがリリースされるまでの間、新車販売を取りやめてしまっている。

このように、派手なピンクやブルーをまとったタイプ00とは対照的に、ブランドの行く末には暗雲漂う気配もあるが、われわれクルマ好きの心配は杞憂となるか否か、まずは新世代ジャガーの市販モデルが登場するのを注視していこう。

(終わり)

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