A4の本命、アバント登場 セダンとどちらを選ぶ?
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:荒川 雅臣
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日本市場におけるアウディのセールスの主たる部分を占めるA4の中でも、特に人気が高いのがワゴンボディの「アバント」である。先代の実績では、A4全体の50%以上をこのアバントが占めていたというから驚く。
もちろん分母に差があるとは言え、ライバルであるBMW3シリーズやメルセデス・ベンツCクラスに較べると圧倒的とも言える、このパーセンテージの差は、アウディと言えばアバントという強烈なイメージはもちろん、美しいスタイリングによって導き出された部分が小さくないはず。当然、生まれ変わった新型A4アバントも、美しさに非常に大きな重きを置いていることは間違いない。
その上で新型A4アバントは、従来はセダンとほとんど変わらなかった積載性能をはじめとする使い勝手の面でも、これまでにないほどの力が入れられているように見受けられる。但し、そうは言っても、根底にある哲学が変わったわけではない。これまではスタイリッシュなたたずまいで、豊かな生活の伴侶に最適だとアピールしていたのが、新型では使い勝手も含めてスマートに演出できる存在だと言い始めた。それぐらいのものだ。
言い換えれば、これまではスタイリングのカッコ良さが何より重視されていたが、新型では使いこなす姿のカッコ良さまでも、強く意識しはじめているということ。もちろん、それはユーザーにとっては歓迎すべき変化と言えるはずだ。
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