話題のSUVロッキー/ライズは出来の良さでNやタントなど最新軽自動車をしのぐ
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:菊池 貴之 28
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:菊池 貴之 28
ロッキー/ライズが搭載するエンジンは1.0L直3ターボ(最高出力98ps/6000rpm、最大トルク14.3kgm/2400-4000rpm)の1種類。FFと4WDがあり、全車CVTとの組み合わせとなる。このエンジンが実に活発で気に入った。3気筒らしい音や振動はあって静かでもスムーズでもないのだが、なにせ力強い。アクセルペダルを踏めば踏んだだけクルマがグイグイ前へ出る。
トール/タンク/ルーミーの上級グレードに搭載されているエンジンもこれなのだが、ロッキー/ライズの方が力強く感じた。開発スタッフにこのことを伝えると、車両重量の差によるものだと教えてくれた。トール/タンク/ルーミーは大柄なミニバンボディで、さらにスライドドアも備えるため、ロッキー/ライズよりも重いのだそう。
乗り心地は、不整な路面ではドタバタを演じることがないわけではないが、200万円未満のリッターカーとして納得できる乗り心地は確保されている。16インチタイヤ装着車の方が17インチタイヤ装着車よりもややソフトな印象だが、間髪入れずに同じコースを走らせたからこそわかる程度の違いであり、見た目のために17インチを選ぶのもアリだと思う。ただタイヤは大きいと交換時の負担も大きいことをお忘れなく。
この日は4WDのライズと前輪駆動のロッキーに乗ったが、乗った印象はほとんど変わらない。4WDを選ぶと価格が約23万円高く、燃費(WLTCモード)が1.2km/L悪化するが、この程度の価格差、燃費差ならいざというときのために4WDを選びたい。
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