【軽EV戦争勃発】新型ホンダ「エヌワン イー」vs日産「サクラ」航続距離とコスパをタイパ目線で比較して見えてきた答えは?
掲載 carview! 文:山本 晋也 46
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エントリーグレードを比較すると結論を出すのは難しいと感じます。サクラのエントリーグレードの価格は259万9300円となり、やはりエヌワン イーより10万円ほど安価な設定です。
ここで注目すべきは、メーカーオプションとして設定される機能の違いです。
エヌワン イーのエントリーグレードは、ホンダセンシングを標準装備していますが、急速充電はオプション設定です。逆に、サクラのエントリーグレードは急速充電を標準装備しますが、プロパイロットはセットオプション扱いとなります(衝突被害軽減ブレーキは標準装備)。
エヌワン イーのエントリーグレードが普通充電だけの設定となっているのは、走り慣れた生活圏での使用がメインになるという想定で、そのためにナビなしでも成立する専用インパネデザインとなっているのも特徴です。
“ご近所専用マシン”として捉えるなら、サクラのエントリーグレードに高速道路の運転支援システムであるプロパイロットが標準装備されないことは問題ないでしょうし、航続距離性能の違いも気にならないでしょう。むしろ、災害時にBEVの電力を自宅につないで利用できるV2H機器に不可欠な急速充電ポートが標準装備されていることをメリットに感じるかもしれません。
それでも日常的にBEVを利用している筆者は、ある一点においてエヌワン イーのほうがストレスなく、利用できると感じます。
それは普通充電が最大6kWまで対応となっていることです。サクラの普通充電は2.9kW対応タイプですから、ここでの差は大きいと感じます。
その理由を説明しましょう。
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