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ドイツセダン宿命の対決。3シリーズ対Cクラスは世代の新しさで3シリーズ有利

ダイナミック性能をさらに磨いた3シリーズ

●エンジンとパワートレーンは3シリーズ有利
3シリーズで最も印象に残ったのは4気筒ターボエンジンである。低回転域から十分なトルクを発生し、力強い加速を味わわせてくれる。6700rpm付近まで淀みなく回転が上昇して行くところなど、さすがはバイエルンのエンジン屋さんである。ZF製の8速ATとの組み合わせは最高で、シフトタイミングやスムーズネスは文句のつけようが無い。

これに比べるとメルセデスの9速ATはややギア比が低く、ちょっとせわしない。回転数の高さは燃費にも影響するだろう。低中回転域での十分なトルクやスムーズな仕事ぶりはラグジュアリーブランドの名に恥じないものだ。というわけでパワートレーンは3シリーズがやや優っている。

●ダイナミック性能は3シリーズ、長距離ドライブならCクラス
BMWはやはりドライバーズカーである。テスト車はMスポーツ仕様で19インチタイヤ(ミシュラン パイロット スポーツ 4S)を履いていたが、これが適度なコンフォート性能とともに、スポーティなシャシーや確かなフィードバックを返してくれるステアリングと相まって、素晴らしいダイナミック性能やトレース性能を発揮している。リアのグリップも最高で、ESC(横滑り防止装置)はスポーティな味付けで、介入は遅めである。ブレーキも258psには十分以上の制動性能を発揮している。

一方、Cクラスの伝統的に培われたバランスの良い快適性は相変わらずトップレベルで、直進安定性、しなやかなステアリング特性は、ドライバーに緊張感を与えない長距離ドライブを可能にする。体を自然に支えてくれるシートの快適性も秀逸である。

●結論。全面的に進化した3シリーズの勝ち
新しいもの、進化したものが良いのは当然だが、特に3シリーズは旧モデルで問題のあった品質、仕上げの面で大きく改良され、同時にダイナミック性能をさらに磨き上げた。その結果、再びミドルクラス・スポーツサルーンの規範として蘇ったのである。よって今回の「BMW 330i」対「メルセデス・ベンツ C 300」対決は330iの勝ちとしたい。

わずかな死角として、3シリーズにはさらなる今日的なハイテック、なわち48V系のマイルドハイブリッド導入を望んでおく。Cクラスには1.5L直4ユニットとBSGの組み合わせが導入済みだし(日本でも販売されているC200)、A4も今回のビッグMCでマイルドハイブリッド化を果たしているからだ。

日本での価格は330i Mスポーツが632万円、一方のCクラスは、残念ながら日本で2.0L直4モデルの設定が無く、やや近いところで1.5L直4ユニットに48Vマイルドハイブリッドを組み合わせた前述の「C200アバンギャルド」が560万円となっている。

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