新型レクサスLSは攻めたデザインと走りの楽しさで再び衝撃をもたらすか
掲載 更新 carview! 文:石井 昌道/写真:トヨタ自動車
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ガソリン車の3.5L V6ツインターボ・エンジンはLSから初採用された新規ユニット。LCには残された5.0L V8 NAは477PS、540Nmだが、こちらは422PS、600Nmとなる。つまりパフォーマンスは同等かそれ以上で燃費性能では改善されたダウンサイジング・コンセプトだ。
世界中のトレンドとなっているコンセプトであり、レクサスおよびトヨタでも2.0Lターボはすでにリリース。高性能なタービンを内製するなど技術的には世界トップクラスにあるが、ドライバビリティとなると話は別。今どきの技術を持ってしてもターボラグは消しきれないものだが、長年ディーゼルでターボと付き合ってきた欧州勢の一部優秀なメーカーは、ウエストゲートバルブの働かせ方やトルコンとの連携など細かなノウハウの積み重ねがあってドライバビリティに磨きをかけている。燃費と相反するところもあるので、トータルで良くするのはなかなか難しい作業だ。
新しい3.5L V6ツインターボはそんな背景を鑑みつつ気合いを入れて開発してきたようで、ターボラグをドライバーに感じさせないよう、アクセル操作に対して鋭いレスポンスでグイグイと反応してくる。右足に力を込めれば600Nmの分厚いトルクでモリモリと加速してくれるのが頼もしい。5.0L V8 NAは乾いたサウンドでリニアに加速していくのが楽しいが、LSの3.5L V6ツインターボは控えめな音量でトルクフル。どちらかといえば縁の下の力持ち的な存在であり、高級車に相応しい特性だといえる。
中・高回転までスムーズにパワーの落ち込み感もなく回り、10速ATのリズミカルで小気味いいシフトも楽しめるがレブリミットは6300rpmほど。ハイブリッドではなくあえてガソリン車を選ぶ人はそれなりに走りを楽しみたいと思っているだろうことを考えると、もう少し回ってくれてもいいかと思う。
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