中国横断、5700km試乗 アウディ Q3の魅力とは
掲載 更新 carview! 文:渡辺 慎太郎/写真:アウディ ジャパン
掲載 更新 carview! 文:渡辺 慎太郎/写真:アウディ ジャパン
ドイツメーカーのラインナップ拡充合戦はますます激化の様相を呈している。アウディのQシリーズについても、今後「Q4」や「Q6」の追加なんて噂も出始めた。「Q4」はポルシェ・ケイジャンとプラットフォームを共有するとされていて、ボディは2ドアと4ドアの2タイプ。この4ドアが「Q6」と呼ばれることになるかもしれないという。BMWはXシリーズだけで4車種の布陣を敷き、メルセデスも「E」のクーペの他に「C」のクーペを用意するなど、セダン/ワゴン以外の車種の増加が特に顕著に伺える。
選択肢が増えること自体は歓迎すべきことだけれど、いたずらに増殖したことで差別化が曖昧になったり、カニバリズムを生んでしまう危険性も否定できない。その点、アウディはいまのところうまくいっているようだ。2011年上半期の販売台数は65万2950台で、前年同期比で17.7%ものプラスだという。中でも米国でのSUVモデルが好調で、Q5は14.2%増、Q7にいたっては41.2%増を記録している。下半期にはQ3の販売台数も加算されるから、もうしばらくアウディの快進撃は続きそうである。
ちなみに、Q3の2.0TFSIクワトロの欧州価格は約386万円。日本でも戦略的な価格が設定されると、Q3もヒット作となるかもしれない。クルマ自体はとてもよく出来ているから、その可能性大である。
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