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次期ポルシェ マカンは全車EVになる、の衝撃発表が文字通り事実であるこれだけの理由(追記あり)

次期ポルシェ マカンは全車EVになる、の衝撃発表が文字通り事実であるこれだけの理由(追記あり)

ポルシェ ライプツィヒ工場(写真:ポルシェAG)

中国や欧州市場のニーズや規制からもEV化は妥当

実際、ドイツメーカーはいずれもバッテリーや電気モーターに必要な素材の確保に今、躍起にやっている状況だ。それはEVを一定数売らなければいけないから、そして売りたいからである。

一番の理由は中国のNEV(新エネルギー車)規制に違いない。年間3万台以上のクルマを生産、輸入している完成車メーカーには、内燃エンジン車の生産、輸入量に応じて一定台数のNEV、つまりPHEV、FCV、そしてEVの生産、販売が義務付けられる。要するに最大市場である中国でたくさんのクルマを売るためには、一定数のNEVも同時に売らなければならない。

実はお膝元ヨーロッパでも、EVへのシフトが急がれている。2021年から始まるEUの規制では、乗用車のCO2排出量を1台あたり平均95g/kmとしている。しかも2030年には、そこから更に30%削減となる。昨今のディーゼル離れはCO2排出量の点では不利であり、自動車メーカー各社は電動化に舵を切らざるを得ない。ましてポルシェは、すでにディーゼル車を持っておらず、これを電動化で乗り切らなければならないのだ。

更に、2030年以降の内燃エンジン車販売禁止を打ち出している国もある。CO2規制と合わせて考えれば、内燃エンジン頼みではあと10年ほどでクルマを販売することすらできなくなる可能性も決して低くない。たとえばメルセデス・ベンツは2025年には販売の15~25%がBEVになるだろうと見込んでいる。今の台数規模だとしても、年間30~50万台がEVになるだろうと言っているのだ。ドイツ各社も同じような目標を設定しているのはご存知の通り。そしてポルシェは今回改めて以下のように謳った。

“By 2025 50% of all new Porsche vehicles could have an electric drive system. Nevertheless, over the next ten years we will focus on a drive mix consisting of even further optimised petrol engines, plug-in hybrid models, and purely electrically operated sports cars.”

「2025年までにはポルシェが販売する全新車の50%が電動駆動システムを持つことになるでしょう。今後10年間、私たちは高効率なガソリンエンジン、プラグインハイブリッド、そして純粋な電動スポーツカーという駆動方式のミックスに集中していきます。」

売らなければならないというだけではない。こうした背景を受けて、今、ヨーロッパの電動化シフトにはブーストが掛かりはじめている。ドイツ街中にすら、EV充電用のステーションがいくつも出来はじめているし、IONITYなどを中心とした急速充電インフラの拡充も猛スピードで進んでいるなど、インフラ側も想像以上に早く受け入れ体制が整いそう。すべての自動車メーカーが一致団結して、この方向に進んでいるだけに、そのスピード感を甘く見てはいけない。

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