マツダ最後のロータリーRX-8をいま一度味わい、未来へ想いを馳せた
掲載 更新 carview! 文:山田 弘樹/写真:篠原 晃一
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「少し時代が早かったのかなぁ……」
パワーに頼らず、気持ち良いエンジンとキビキビとしたハンドリングを持つRX-8。狭いながらもリアシートを持ち、観音開きという特殊なキャラクターの4ドア形式を取るこのFRスポーツは、4ドアのグランクーペがまかり通るような現代になら、その個性がもっと多くの人々に認められたのではないか? もっともそこには、ロータリーエンジンに対する環境性能と、燃費性能の問題が立ちはだかったことも事実だ。今もきっとマツダは極秘裏に、その可能性を探っているはずである。
折しもマツダは2017年の東京モーターショーで「ビジョン クーペ」を発表し、その未来にFRクーペの存在を匂わせている。ロータリーエンジンとFRの復活。これを無責任にはやし立てる気はないけれど、期待せずにはいられない。今の時代にあって好調の波に乗るマツダ。彼らが放つ未来のFR“ロータリー”スポーツは、果たしてどんなハンドリングと鼓動を持っているのだろう。
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