スープラはバランスの良いクルマだがその名相応の個性が欲しい
掲載 更新 carview! 文:伊藤 梓/写真:篠原 晃一 1
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スープラはとても良いクルマだった。でも、またモヤモヤが湧いてくる。バランスはとても整っているのだが、スポーツカーとしての個性があまり感じられないのだ(デザインは除くが……)。最後まで「スープラはこういうクルマだ!」という強い主張が聞こえてこなかった。クルマだけをきちんと見ようとBMWとの協業はなるべく頭から抜いて運転したつもりだったのに、手や足からじわじわとBMWのクルマの基礎の良さが伝わってきてしまう。そして、それを上回るような“スープラの味”がしない。初めてスープラに乗ってみて、ワクワクした気持ちと裏腹に「結局スープラってどういうクルマなのだろう」という疑問だけが残ってしまった。
「スープラは復活したことに意義がある」という意見は確かにそうだと思う。自動運転や電気自動車がこれからのクルマのトレンドになって行くなか、トヨタが往年のスポーツカーを復活させたというだけでクルマ好きとしては嬉しいことだ。
ただ、これからトヨタがGRブランドを掲げて、もっと楽しくて良いクルマづくりをしようと本気で考えているのなら、もっと「トヨタが作るスポーツカーはこれだ!」という意思が感じられるモデルが出てきて欲しいと思う。今後のGRモデルは、他社と協業しないオリジナルのクルマも作ると聞いたので、これからGRのラインナップが増えて行くにつれて、この心のモヤモヤも晴れていくことを願いたい。
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伊藤 梓(いとう あずさ):ライター
クルマ好きが高じて、グラフィックデザイナーという異業種から自動車雑誌の編集者へと転身。2018年からクルマの魅力をより広く伝えるために独立。自動車関連のライターのほか、イラストレーターとしても活動している。
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