最新こそ最良か? 言葉を失うほどの性能に、間口の広さまで手にした新型「911」と「タイカン」をPEC東京で堪能した
掲載 carview! 文:編集部/写真:ポルシェジャパン 7
掲載 carview! 文:編集部/写真:ポルシェジャパン 7
続いてはいよいよ新型911の番だ。今回の大幅改良では、ついに911もハイブリッド化され「GTS」に電動ターボチャージャーとモーターが搭載され話題となったが、こちらはまだ日本に上陸していないので今回はおあずけ。最もピュアなカレラでのドライブとなった。
新型カレラ改良のポイントは、デザインのブラッシュアップとエンジン出力の向上がメイン。エクステリアでは、ライト類をマトリックスLEDライトに全て集約したことで冷却ベントが大きくなった。筆者のドライブした911カレラは固定式リアウイングがついており、パッと見た限りカレラだと思えないほど迫力ある佇まいだった。
車両に乗り込むと、ポルシェ伝統の5連メーターとロータリーイグニッションスイッチが見当たらない。いずれも過去のレーシングポルシェの伝統に則った演出だったが、インストラクター曰く「現代のレーシングカーはみんなそうだから」だそうだ。「なるほどポルシェがそう言えばそれが正解なのかも……」と妙に納得してしまった(先日登場した911GT3ではキーをひねる動作が復活したが……苦笑)。
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キーを捻りたい衝動をグッと抑え、スタートスイッチを押し刷新された3.0L水平対向ツインターボエンジンを目覚めさせる。背後からバフォンという破裂音が車内に響き渡る。
ゆっくりとコースインし最高出力394PS/最大トルク450Nmを発揮するエンジンの特性やマシンの動きを確認していく。インストラクターの丁寧な指導の元、わずかに前荷重を残しながらクリップの目印であるグリーンのコーン目掛けてノーズを入れ、RRのトラクションの良さを活かし最もアクセルが踏めるラインで立ち上がっていく。クルマの挙動を、アクセル開度、ブレーキの強弱、そしてステアリング操作で制圧していくこの行為こそスポーツドライビングの醍醐味だ。
ドリフトサークルでは、五感を研ぎ澄ませ丁寧な操作を心がければ、筆者でも1周ドリフトで繋げることは比較的容易にできた。クルマからのフィードバックが濃厚で、基本に忠実に操作すれば筆者のようなアマチュアでも“911との対話”を濃密に味わえる懐の深さを備えていた。
最新こそ最良ではあるが、どのように進化してもやはりポルシェはポルシェであり、これこそがまさにポルシェがポルシェたる所以だ。想像するに、恐らくハイブリッドを備えたGTSとて紛れもなくポルシェなのであろう。
ちなみに、帰りのクルマのハンドルを握った瞬間、その手にはまだ911の感触が残っていた。911のフィードバックはそれほどまでに濃厚であった。
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