注目のDセグサルーン、ジャガーXEに試乗。V6&直4の乗り味は?
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:市 健治
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ステアフィールは僕の好みからいうと若干デッドな印象があって、もっと繊細で、もっと活き活きしている方が望ましいけれど、一般的な標準ではかなり好ましいものだ。一方、ブレーキに文句はなく、タイトベンドの連続でも頼れる存在であり続けた。
XE 3.0 Sのパワーユニットは、Fタイプにも搭載されている340psと450Nmを生み出す3リッターV6スーパーチャージドエンジンと8段ATの組み合わせになる。アルミボディとはいえ車重が1710kgに達することもあって、そのパフォーマンスはのけぞるほど強烈というわけではないが、常にパワフルな印象をドライバーに与えてくれる。と同時に、適度なボリュームのスポーティなサウンドも魅力のひとつだといえよう。
8段ATはパフォーマンスと燃費の両立に効果を発揮すると同時に、基本的にスムーズな変速にも寄与している。ほぼ意のままのマニュアルシフトが可能なパドルの操作感を含めて、トランスミッションの印象は上々といえる。というわけでXE 3.0 Sは、スポーツライクにしてコンフォタブルというジャガーサルーンの伝統的なキャラクターを、古典的ではなく現代的なスタイルで表現したクルマに仕上がっていると思った。
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