ボルボで北極圏を走破! 厳環境から生れた哲学
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗、九島 辰也/写真:ボルボ・カー・ジャパン
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗、九島 辰也/写真:ボルボ・カー・ジャパン
岡崎:今回の試乗会は“北極圏を走る”のがテーマということで、首都ストックホルムからさらに北へ1時間ちょっとフライトしたキルナという鉄鋼山が観光名所になっている小さな町で行われました。チャーター機で到着してそのまま格納庫に入ると、そこに試乗車がズラッと並べられてたじゃないですか。海外メーカーはああいう演出がうまいですよね。
九島:そうだね。『アイアン&アイス・ウインターテストドライブ』っていう試乗会だったけど、一般的にはキルナというよりラップランドというほうが聞き覚えがあるかも知れない。氷で出来たアイスホテルも名物かな。町の周りはスカンジナビア特有の大平原と湖や川に囲まれたロケーションで、そのクルマが生まれた背景や環境というか周辺から伝えるのが上手だね。
岡崎:試乗車の中には防寒具が人数分積んであって全部着込むとまんまエスキモーって具合だけど、それは必要だから用意されているわけ。もしもトラブルがあって極寒の中に閉じ込められた時に命を守るための保険でもあるってボルボの人が言ってましたね。
九島:大自然の中でうっかりガス欠させたり、道をそれてスタックしたら、それが死に直結する環境だからね、ヤバイ!(笑)。すごくリアリティがあった。
岡崎:スタートは夕方の18時ぐらいで外気温はすでに-15℃。アイスバーンや圧雪路やらが入り混じった路面状況下で、地元のクルマは平気で100km/hオーバーで走ってくる。
九島:コチラはイキナリその環境に放り込まれるから初めは戸惑うけれど、ハンドルを握ると不思議とすぐに順応できた。というのも、重すぎず軽すぎない適度な操作系でセンシティブじゃないけどレスポンスはしっかりしている…というボルボのクルマ造りの恩恵かな。
岡崎:もしも空港でレンタカーを選ぶなら迷わずボルボだなって思いましたよ。分厚いドアをバンっと閉めると外の世界から隔絶された気持ちになる。リラックスできるというか、こいつに守られてるんだって安心感がある。
九島:そうだね。この世界観というか、こうした環境下で求められる快適なカタチを具現化していくと、今のボルボになるのかなと思った。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
アイルトン・セナは「マールボロ」だけでなく「JPS」のF1にも乗っていた!! 没後30年を記念して3台のF1とホンダ「NSX-R」が集まりました
レッドブルF1、ニューウェイ離脱に備え、上級職員の移籍を阻止か。テクニカルディレクター&空力責任者と新契約との噂
フォルクスワーゲン、『ポロGTI』に誕生25周年を祝う限定車を設定。日本へは227台が上陸
そういえば街の郵便車がキレイになったような… なんと全国通達「8000台コーティングせよ!」 大仕事の舞台裏が明らかに
グラベルのWRCポルトガルにトヨタが4台エントリー。オジエとロバンペラが今季初の両出走へ
10月にバレンシアで開催のFIAモータースポーツ・ゲームスに欧州最高峰トラック“ETRC”の追加が決定
マツダ新型「ロードスター”最強形態”」実車公開! まさかの「2.0リッターエンジン」搭載車! 爆速仕様&技術結集の「スピリットRS」登場
トラックの高速道路の最高速度を90km/hに引き上げ……ってホントに効果ある? 物流業界関係者からは疑問の声も噴出!
愛車の履歴書──Vol36. 溝端淳平さん(前編)
現行型ハリアー、初のお色直し。ハンマーヘッドフェイスへ
待望のスーパーGT開幕戦は「muta Racing GR86 GT」が逃げ切りトップフィニッシュ!岡山ラウンドGT300クラスリポート
【ギャラリー】音速で駆け抜けた34年の生涯。アイルトン・セナの輝かしいキャリアを秘蔵写真で振り返る
【目からウロコ!】ランクル250が注文できなかった人へ、次の一手は何をするのがベスト?
【日本人は知らない】超高級車に超実用車! 成功が見えてきた新顔「アメリカンEV」の世界を紹介
【ついに乗ったぞ!】「ランクル250」オフロード試乗 プラドからの進化、300との違いを実感!
欧州高級ブランドより200万円は安そう! 夏発売「クラウンエステート」の絶妙な商品力に注目
高級ミニバン「LM」が苦戦!? “大本命”6人乗り1500万円“バージョンL”が5月に登場か
【ホットハッチは好きですか?】ポロGTI生誕25周年モデル登場 227台限定で486万円
史上最強のディフェンダー“オクタ”まもなく登場。V8搭載で2000万円級も初回220台は即完売か
ホンダが斬新デザインの電動SUV「e:NP2」を中国で発売。足元揺らぐBEV市場に不安も…
WR-Vには負けられん! 「ヴェゼル」が新顔「ハント」を加えて色々テコ入れ、格の違い目指す