【オートサロン名物】怖いモノ知らずな学生。ダカールラリーの怪物トラックを「ジムニー」でつくる?
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 4
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 4
ミニレンジャーのモデルとなったのは、「ダカールラリー」への参戦を目的とした、中型トラックの「レンジャー」をベースにした競技車両です。
ダカールラリーは、「世界一過酷なモータースポーツ」とも言われ、1万km近い悪路を2週間かけて走破する競技です。1978年末から1979年はじめにかけて開催された第1回大会以来、多くのプロ、アマチュアが参戦しています。
完走にかかった時間を競うという点では、一般的なモータースポーツと同様ですが、その過酷さからそもそも完走することさえもままならず、年によっては完走率がおよそ20%になったこともあるほどです。
日野自動車は、1991年に日本のトラックメーカーとしてはじめてダカールラリーに参戦し、それ以来毎年(2008年は中止)参戦し続けています。
競技車両のレンジャーは参加したダカールラリーのほとんどを完走しており、まさに伝説的な存在です。ここ数年は新たなボンネットトラックベースの競技車両に役目を譲ったものの、今でもダカールラリーの定番車両として多くの人の記憶に残っています。
それを軽自動車で再現しようというのは、学生らしいユニークな試みだといえます。そしてイメージ倒れになることなく高い完成度で仕上がったミニレンジャーに対し、多くの来場者が興味深そうな視線を送っていました。
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