GLC日本発売。待望の右ハンドルを設定したミドルクラスSUV
掲載 更新 carview! 写真:小林 俊樹
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2016年2月9日、メルセデス・ベンツは「GLK」の後継モデルとなるミドルクラスSUV「GLC」を日本発売した。Cクラスのプラットフォームを使い、2.0L直列4気筒ターボと9速AT、4輪駆動システムを組み合わせている。価格は「GLC 250 4マチック」が628万円、「GLC 250 4マチック スポーツ」が678万円、「GLC 250 4マチック スポーツ(本革仕様)」が745万円。
GLCのボディサイズは全長4660×全幅1890×全高1645mmで、「BMW X3」や「アウディ Q5」に近いが、先代のGLKでは4WDシステムの配置スペースの問題から右ハンドル仕様が用意できなかったため、メルセデス・ベンツ日本にとって待望の販売拡大が期待できるミドルクラスSUVの導入となる。今年中にプラグインハイブリッド・モデルが、来年にはクリーンディーゼル・モデルも設定されるという。
パワートレーンは211psと350Nmを発揮する2.0L直列4気筒直噴ターボで、トランスミッションは最新の9速ATを組み合わせている。先代GLKの3.5リッターV6から大幅にダウンサイズされ、350Nmとほぼ同じトルクを確保しつつ、JC08モード燃費は15%向上した13.4km/Lを達成。4WDシステムは前輪33%/後輪67%に駆動配分する。
運転システムは、車両の周囲360度を2個のカメラと6個のレーダーで監視する「インテリジェントドライブ」を標準装備。
GLCの「インテリジェントドライブ」には、ステアリングアシストもするアダプティブ・クルーズ・コントロール機能の「ディストロニック・プラス」、約7~72km/hで歩行者検知が可能&約7~200km/hで動作可能な自動ブレーキ「PRE-SAFEブレーキ」、車線逸脱を防止する「アクティブレーンキーピングアシスト」などを含む「レーダーセーフティパッケージ」。さらに、走行状況に応じて照射範囲を可変させる「LEDインテリジェントライトシステム」や、縦列&並列駐車時にステアリングやブレーキを自動操作する「アクティブパーキングアシスト」などが含まれている。
GLCの発表会にあわせて、六本木のメルセデス・ベンツ コネクションに併設される新たな屋外イベントスペースの「メルセデス・ベンツ コネクション ネクストドア」もお披露目された。一般オープンは2月10日(水)で、2016年に新型SUVモデルを大量導入予定ということもあり、イベント第一弾として「SUV エクスペリエンス」を開催する。
イベントの目玉は敷地内の特設コースをメルセデスSUVで同乗試乗体験するアトラクション。最高地点高さ9m、最大傾斜角45度の「マウンテンクライム」をはじめ、岩場を再現した「バランス モーグル」、岩山をイメージした「クロスヒル」の3種類がある(Webによる事前予約か、店頭での当日予約)。
また、ヘンケルスやストウブ鍋を使った本格料理やドイツワインを楽しめるレストランもオープンする。
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