Honda e、マツダ6、ミラトコット…いいクルマだったのに消滅してしまった切なすぎる理由
掲載 carview! 文:伊達軍曹 32
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クルマに限った話ではなく、この世の中は「いいモノを作れば必ず売れる」というわけでもないのが難しいところだ。いいモノや「決して悪くはないモノ」であっても時流に合っていなかったり、人々のニーズと微妙にズレてしまっていたりすると、商品というのはあっという間に廃番になる。
そしてクルマにおいてもここ最近、「いいクルマ」あるいは「決して悪くはないクルマ」であったにもかかわらず、気がついたら廃番になっていた車種がある。
例えば2024年7月に販売終了となった「Honda e」だ。
ご承知のとおりHonda eは、2020年8月に登場したホンダのコンパクトEV。長距離ツアラーではなく都市部での使用を想定したEVコミューター(軽便な移動手段)で、それゆえRRのEV専用プラットフォームに搭載されたバッテリーの容量は35.5kWh。一充電走行可能距離はWLTCモードでわずか283kmだった。
もちろん、このバッテリー容量と一充電走行可能距離は「あえて」だった。
バカでかくて重たいバッテリーを積むのではなく、あえて軽量なエレクトリックシステムを採用する。その分だけ航続距離は短くなるが、長距離ドライブにおいては別のクルマを使ってもらうこととし、あくまでもHonda eは「軽快で胸のすく走りが可能な近距離スペシャル」として愛用してもらう――というのがホンダの目論見だった。
だが目論見はハズれ、Honda eはぜんぜん売れなかった。理由は「とはいえさすがに283kmは短すぎた」ということに尽きるだろう。
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#ホンダ #マツダ #ダイハツ #Hondae #MAZDA6 #MAZDA6ワゴン #ミラトコットログインしてコメントを書く
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