LFA・オン・サーキット その実力と魅力を探れ
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:トヨタ自動車
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:トヨタ自動車
それから5ヶ月が経った今年3月半ば、そのレクサスLFAに乗れるチャンスがやってきた。ヤマハ発動機の袋井テストコースを舞台にしたLFAの媒体向け試乗会が、突如として開かれたのである。そこで棚橋チーフエンジニアから聞いた話も興味深いものだった。
LFAに結実する高性能スポーツカーの話は、今からちょうど10年前の2000年に、トヨタのテストコースがある北海道は士別の飲み屋で始まったのだという。当時の上司であるさる重役と杯を酌み交わしているときに、「ここらでいっちょうデカいスポーツカーをつくろう」という話になったのがその始まりだったとのこと。そこで、棚橋チーフエンジニアが最初に考えたそのスポーツカーの第一条件とは、サウンドのいいクルマ、というものだったという。例えば最高速や加速の性能数値や、ニュルブルクリンク北コースのラップタイムとかいった具体的な数値目標ではなく、サウンドという官能領域のファクターを第一目標に持ってきたところが、極めてユニークだったといえる。
とはいえ、それだけではスポーツカーはつくれない。そこでやがてもう少し具体的な目標が設定されるが、まずエンジンに求めたのはサウンドとレスポンス、シャシーに要求したのはスタビリティとハンドリングの高次元でのバランスだった。エンジンは初期のトヨタF1エンジンの流れを汲む72度のバンク角を持つV10で、シリンダーヘッドはもちろんDOHC4バルブを採用、88×79mmというボア・ストロークによって4805ccの排気量を得ている。一方のシャシーに関していうと、当初はアルミで開発を始め、カーボンファイバーへの材質変更を決定したのは2005年のことだったという。この一点からもLFAは、いい意味で時間を惜しまずに開発されてきたクルマだと思う。なにせ、誕生の切っ掛けとなったというエンジニア同士の会話から、すでに10年が経っているのだから。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
「日本一売れてる」クルマ、2年ぶりに”交代”! 「背の高いモデル」変わらず人気か 「納期問題」解決と続く「不正」で順位変動 24年5月販売台数発表
桐島ローランドプロデュースの「Felicity Cafe/フェリシティ・カフェ」が神奈川県葉山町にオープン!
トヨタ「RAV4」が30周年を達成! 世界中で1400万台以上を販売
日産“新型”「小さな高級SUV」登場! 3年ぶり顔面刷新で「斬新顔」に! 豪華内装も採用の“デュアリス後継”新型「キャシュカイ」英で生産開始
BMW『5シリーズ』新型に直列6気筒ディーゼル、303馬力の「540d」
ボルボのフラッグシップSUV「EX90」、米国サウスカロライナ工場で生産開始!今年後半には納車を開始
ホンダ純正ディスプレイオーディオ(VX-240ZFE)の適用範囲を拡大【中古で購入したクルマでも、最新システムを後付で装着することが可能に】
ジープ ブランド初の電気自動車「アベンジャー」のティザーサイトを公開。日本発表は、2024年の第3四半期を予定
トヨタの新型「シエンタ“車中泊仕様”」初公開!? オシャレすぎる「ウッド内装」が超カッコイイ! 「VANLIFE ROOMKIT」実車展示
ジープもBEVの時代!ブランド初の電気自動車「アベンジャー」日本発表を控えてティザーサイトが始動!
三陽工業が社員のバイクライフを応援する福利厚生「バイク免許取得補助」をスタート!(動画あり)
650馬力で858万円ならドイツ製EVよりお得? [ヒョンデ アイオニック5 N]の楽しさはもはやガソリン車を超えた!?
【世界で首位も】イタリアのサソリこと「アバルト」が日本で人気の不思議。理由は独自の“ホビー感”
今秋登場予定のジープ「アベンジャー」公開 ヤリクロと同サイズでガソリン仕様も欲しいぞ!
【日本にピッタリ】MINIの“オシャカワ系”クロスオーバー「エースマン」発売! LBXなどのライバルに
【858万円】650psのハイパフォーマンスEV ヒョンデ「アイオニック5 N」発売
異色のハイブリッドと内外装変更。マイチェンと呼ぶには見どころ多めな新型「ポルシェ911」まとめ
【70年の歴史で初】コルベット E-Ray発表。6.2L V8+モーターでマッスルカーも電動四駆の時代に
気なるところ多少あれど…スバルの頂点「レガシィ アウトバック」はとにかく快適だった
ダイハツ謹慎終了の合図は新型「ムーヴ」。禁断のスライドドアでN-BOXやワゴンRをぶん殴る
ステップワゴン、ZR-Vなど4車種が価格改定 原材料価格と物流費が影響