ボルボ V60 B5 Rデザイン試乗 全方位好バランスで安全性もぬかりなしの万能ワゴン
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:編集部 58
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:編集部 58
パワートレーンは2.0L 直4ターボエンジン(最高出力184kW<250ps>、最大トルク350Nm)に8速ATの組み合わせ。前輪を駆動する。通常のオルタネーターに代えてスターター兼ジェネレーターとなるモーター(同10kW、同40Nm)が組み込まれ、減速エネルギーをリチウムイオンバッテリーに貯め、加速時のモーターアシストに利用することで燃費を稼ぐMHEVが備わる。
走らせてまず感じるのは、MHEVの存在感のなさ。電動車といっても操作も挙動も従来のガソリンやディーゼルのクルマと変わらない。走行中にアクセルペダルを戻すとエンジンが停止してコースティング状態となる。
アクセルオフでニュートラルとなってアイドリング時のエンジン回転数のままコースティングするクルマは多いが、エンジンを停止させてコースティングさせるのは、48V電源を用いたMHEVならでは。チリツモで燃費改善に貢献するはずだ。
パワーは十分。スペック上は標準的だが、十分に活発に走らせることができる。4気筒らしい振動はあるが、不快に感じるほどではなく、特にマルチシリンダーが恋しくなることはない。モーターの出力が小さいので、加速時の電気アシスト感は明確には感じ取ることができない。言われてみれば力強いかも……というレベルだ。
MHEVシステムが組み込まれたモデルが発売された直後、XC60で試した際、回生ブレーキによる特殊なブレーキペダルのフィールに違和感を覚えたが、今回のV60ではかなり自然なフィーリングに改善されていた。
停止寸前など、ごく低速でのフィールにやや不自然な部分がないわけではないが、わざわざその点にフォーカスして試せば感じる程度で、日常的に乗っていれば気にならないか、しばらくは気になってもじきに慣れるレベルと言える。
ハンドリングは特にくせのない典型的なFWD車のそれ。フロントがダブルウィッシュボーン、リアがマルチリンクのサスペンションは、スポーティーに走らせればスポーティーな、ゆっくり走らせれば快適な動きを見せる。
ダンパーはハード過ぎずソフト過ぎず中庸。言い換えれば万能なセッテングになっている。最も快適なのは高速巡航。充実した運転支援を活用すれば、リラックスしたまま長時間運転することができる。実際、今回も東京~愛知を日帰りで無理なく往復できた。
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