さらに大型化するBMW 3シリーズは定石通り走りと質感を高めてきた
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:BMWジャパン
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:BMWジャパン
2018年のパリモーターショーで正式にデビューした7代目「BMW 3シリーズ」の国際試乗会がポルトガルの南に位置するリゾート地・ファローで開催された。3シリーズはBMW社の大黒柱であり、世界のミドルクラスセダンに与えた影響は計り知れない。
開発コード「G20」となる新型3シリーズのボディサイズは全長4709×全幅1827×全高1442mmで、従来モデルと比べると76mm長く、16mmワイドになった。ホイールベース(2851mm)も41mmも伸びている。
大きなデザイン変更はないように見えるが、新旧3シリーズを直接比べると違いは明確だ。8シリーズやZ4と共通性があるエクステリアデザインは、精悍さを増したキドニーグリルとLEDヘッドランプや、フロントバンパー下部のT型シェイプのエアインテークが特徴。530m先まで照射できるオプションのレーザーライトも興味深い。
インテリアデザインはセンターコンソールがドライバー側にオフセットした伝統的ドライバーズカーのものだ。スイッチだらけでやる気を無くすモデルが多いなかで、スッキリとわかりやすく機能が集約されているのは好印象。ユーザーインターフェースは「BMWオペレーティングシステム7.0」が採用され、ライバルのように「Hey、BMW!」と話かけることも可能になった。
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