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ミシュラン「パイロットスポーツ4」を試走。グリップ性能だけではない魅力

高速安定性とスッキリ感を両立

今回はまずトヨタ・クラウンで高速走行を試したが、印象的なのはハンドルにしっかり感が生まれること。直進状態でハンドルのセンターがビシッと出ており、軽く手を添えるだけで直進を維持するので、長距離ドライブでも疲れにくいと想像できる。

そしてレーンチェンジをするためにハンドル操作を行うと、しっかりと手応えを感じる上にスッと気持ちよく動いてくれる。特筆すべきは動き始めで、クルマの動作に遅れを感じず、動き終わった時のクルマの収まりも良い。

アウディA4に乗り換えてパイロンスラロームを行うと、操作に対してタイヤがリニアに反応し続けるので、クルマの動きもスッキリとしたものに感じられた。

特に左右に切り返す時、クルマのボディの動きがしっかりとハンドル操作についてくる印象があり、ここで初めてスポーツ性に関しても高い性能を有していることを意識させられる。この辺りは、トレッド面を安定させる「ハイブリッド・アラミド/ナイロンベルト」による路面との高い密着性があるからだろう。

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