フェイスリフト版up!にイタリアで速攻試乗。up!が苦戦する理由も
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
昨年来、ドイツの自動車市場は値引きの嵐が吹き荒れている。もちろんその根源はディーゼル問題で大きなマイナス要因を抱えているフォルクスワーゲン(VW)で、平均して30%、そしてVW系の下取り車は何でも3000ユーロで買い上げてくれる。さらに驚いた事に安くて評判のリース会社は、「VW up!」を頭金や保証金無しの月額29ユーロで提供している。
2年間契約で2万kmの走行制限が付くが、19%の付加価値税込みで、最終的に総額696ユーロ(約7万9500円)でこのミニカーを享受出来るわけだ。ひょっとするとスマートフォンを契約するよりも安いかもしれない。そんな時にフェイスリフトした新しいup!の国際試乗会がミラノ郊外のコモ湖を中心に開催された。
2011年からドイツを中心に発売されているVWブランドのスモールカー、up!は全長3.54m、全幅1.65mと小さ過ぎてMQBは使用出来ず、NSF(ニュー・スモール・ファミリー)と呼ばれる別のプラットフォームを使用している。斬新なデザインで一時はヒットするかとも思われたup!だが、ドイツ市場では最も台数が出た2012年でさえ4万2000台に留まった。
ネックはやはりサイズと価格の相関関係で、4mを超える「ダチア ローガン」はup!のスタンダードよりもおよそ1000ユーロも安く買える。同じように「キア ピカント」も安い。いや、それ以上に不景気な巷に溢れる短期登録中古車(いわゆる新古車)価格で程度の良い兄貴分の「ポロ」が買えるとなれば、やはり販売にブレーキが掛かる。日本では例の半自動オートマチック(ASGトランスミッション)が足を引っ張った。結局これまでの5年間の販売台数は66万台となっている。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
トヨタ・ランドクルーザーの中核モデル「250」シリーズが発売。特別仕様車のZX“First Edition”とVX“First Edition”も設定
ボルボ「XC40」仕様変更&プレミアムな装備を採用した特別限定車を発売
日産 新エネルギー車のコンセプトカー4車種をお披露目 北京モーターショー【動画あり】
ホンダ 新EVシリーズ第2弾 新型「e:NP2」「e:NS2」発表 北京モーターショー
エンジン版と共有部品ナシ! ポルシェ・マカン・エレクトリックへ試乗 ちゃんと「らしい」 航続500km以上
3時間で争われるスーパーGT第2戦富士の持ち込みタイヤ数と義務ピット回数が発表。モラルハザードは1名が適用
F1、2025年に向けてポイントシステム変更を検討。12位まで対象を拡大か
「30万円」の大幅値下げ!? 鮮烈レッドの「新型セダン」発表! 爆速の「超高性能モデル」も新設定! 今あえて「値上げラッシュ」に逆行した理由とは
急拡大! BYDの高級車ブランド「方程豹」 無骨SUV&華麗スポーツカー発表
約20年ぶりのBTCCフル参戦に臨む元世界王者ロブ・ハフ「カローラはかなり快適だ。でも忙しいね!」
アウディの電動SUV『Q6 e-tron』に105mm長い「L」
においを出すSUVだと…? ホンダの新SUVは至れり尽くせり? 中国でEV攻勢へ
ホンダが斬新デザインの電動SUV「e:NP2」を中国で発売。足元揺らぐBEV市場に不安も…
WR-Vには負けられん! 「ヴェゼル」が新顔「ハント」を加えて色々テコ入れ、格の違い目指す
【1年以内に発売予定!】トヨタ新BEV「bZ3C」&「bZ3X」を中国で世界初公開
マツダが後輪駆動スポーティセダン「EZ-6」を中国で発表! 新型「CX-5」を匂わすSUVコンセプトも
伝説の「パジェロ」に続き「パジェロミニ」も開発中か。三菱が“令和のRV軍団”復活へ
【こりゃ驚いた!】欧州三菱コンパクトSUV「ASX」がマイナーチェンジで顔一新!
【同じに見える人集合】新型ミニはどこが変わった? 新旧の違いを写真でチェック!
200万円台前半でも走りはシビック級。コスパの鬼「WR-V」の秘密はホイールベースにあった
新型GR86は1.6Lターボ? 謎多きスープラの本性は!? S耐開幕戦からGRの次世代モデルを占う