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正式発表が待たれる、新型ロードスターの魅力を改めて考察する【前編】

初代の感動が戻ってきた

すでに様々な雑誌やメディアで、その詳細や試乗レポートが展開されている4代目ロードスター。その内容は一様にして「十分過ぎる魅力を持っている」となっているが、僕自身もそれに同感だ。

何が凄いか? 原点回帰とも表現されているが、初代ロードスターに初めて触れた当時の感動を、改めて4代目で感じられる事実が凄い。

初代ロードスターの感動は、適度なボディ剛性を備えつつも軽量に仕上げたコンパクトなボディで、走り出すとひと回りクルマが小さく感じる「一体感」にあった。結果として、感覚や意識に対するフィット感に優れ、意のままに動くのは当然だし、クルマが体の一部のように動くこと自体の楽しさや気持ちよさに加えて、そこから得られる走りの軽快感や爽快感がこれまた快感に繋がるといったもの。

加えて、それら魅力がありながら、オープンエアーの気持ちよさまで体感できたわけだ。これが、1998年当時に登場したのだから、日本のみならず世界中の走り好きに影響を及ぼしたのも頷ける。

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