トヨタFCVミライ試乗、HVやEVとドコが違う?
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:菊池 貴之
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水素は地球に豊富にあり、何かと結合しやすいので、化合物として身の回りに存在している。様々な物質から水素を取り出すことが可能で、代表的なのは水(H2O)だろう。ということは、風や太陽光などの自然エネルギーを使えば、理論的に将来は水から環境負荷ゼロで水素を作ることができる。ちなみに現在の日本では、鉄(コークス)などを作る際の副生ガスや、化石燃料を改質して製造されている。
もう解ってきたと思うが、島国である日本にとって、エネルギー自給率の低さは永遠の課題だ。そこに水素は“自然エネルギー+水 → 水素(エネルギー) → 自動車が走る(モノが動く) → 水に排出”という奇跡の様な環境負荷ゼロのエネルギーサイクルを実現させるポテンシャルがある。
ただし、水素を供給するインフラもなければ、水素を使って走るクルマやモノも無い状態では、一向に事が進まない。そこで国が動き、世界最大の自動車メーカー・トヨタもハイブリッドに変わる将来の動力源としての見通しから“動いた”訳だ。ちなみに11月17日にFCVコンセプトを発表したホンダは2015年、日産ルノー連合は2017年にも燃料電池車を市販するとアナウンスしている。
今年4月、“水素社会の実現”が盛り込まれたエネルギー基本計画が閣議決定された。結果として、インフラ設備や水素事業関連や研究、さらには水素自動車(燃料電池車)購入時の補助金などに、2015年は総額約700億円もの予算がつく。そしてトヨタが動いたからか、国が動いたからかは定かでないが、将来の事業展望が見えてきたことで、水素に関わる製造、運搬、供給にも国家規模での動きが出始めているのが現状だ。
今後どのように展開するかは予想が難しい。すでに水素ステーションの設置計画には若干の遅れが出ているという話もある。しかし、環境にやさしく化石燃料に頼らないクルマ社会を実現する夢のテクノロジーに期待したいし、走りの楽しさや魅力も感じられた。そして自分の中に、微力ながらその認知活動含めて応援したい気持ちが湧いてきている。
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