Eクラスが欲望快楽直撃型のビッグマイナー
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:菊池 貴之
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ってなわけで攻めまくったデザインチェンジとエンジン改良だけで既にお腹いっぱいの新型Eクラスだけど、最後に大どんでん返しが待っていた。それはハイテク、それも先進のハイテク安全だ。
いわゆるスバルのアイサイトが日本に普及させた世界で、既にメルセデスも「プレセーフ」や「ディストロニック」の名前でいろいろ装備していたが、今回トップモデルのSクラス登場に合わせてニュージェネレーションにイッキに進化。この手の総称を「インテリジェントドライブ」と新たに名付けたと同時に、機能がトコトン増えた。
まずはスバルで言うアイサイトに当たる「レーダーセーフティパッケージ」だが、今回新たに2種類の波長を持つミリ波レーダーに、3Dで画像を撮るステレオカメラを組み合わせ大幅に性能アップ。具体的には、ミリ波レーダーを前後左右に6カ所も備え、車両はもちろん歩行者をかなりの確率で検知できるようになった。
そのほか前方を横切る車両まで把握する「BASプラス」やリアの追突に対し、鞭打ち予防ヘッドレストまで自動作動させる「リアCPA」機能が備わり、中でも特に驚いたのは追従クルーズコントロールの「ディストロニック・プラス」だ。これはステアリングアシスト機能、つまり自動ステアリング機能まで付いており、長時間手放しで運転することは許されないが、前のクルマにそって車線内を勝手に追従トレースする。つまり、ほぼ“自動運転”が可能になったのだ。
これをどうして国土交通省が認可したかわからないくらいの画期的レベルだが、マジな話、この機能だけでも新型Eクラスを買ってもいい! と思わせるほど。
しかもさらなる驚きは、新型Eクラスが、これらハイテク安全を標準装備した上で価格を改定してないこと。まさしく超バーゲン価格なのだ。
というわけでいつかはEクラスが欲しいとずっと思っていた人、そりゃ「今でしょ!!」(笑)
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