真打登場、V60 T4にR 中身×価格の競争力!
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:小林 俊樹
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どの世界にもズルイ奴ってのはいて、一番最後に登場し、オイシイところをガッツリさらっていくモンだけど差し詰めそのボルボ版がコイツだろうか。ボルボV60 T4 RーDESIGN!
2011年、日本で久々年間1万2000台を突破し、勢いに乗るボルボだが、立役者がこの60シリーズ。2009年のXC60に始まり、一昨年のS60&V60登場でフルラインナップが完成。V70ワゴン頼りのボルボの、もう一つの大黒柱となったわけだけど、中でも1つだけそろってなかったピースがある。
それは“エコでなおかつカッコいい”セダン&ワゴン仕様だ。まずS60&V60はエンジンが2つあり、1つは304馬力のパワフルな横置き直6ターボ搭載の「T6 AWD」。これはこれで根強いファンがいるが、やっぱりいまどきのメインはエコなダウンサイジングユニットで、それが直噴1.6リッター直4ターボ搭載の「T4」。
これがピークパワー180psを発揮するだけでなく、24.5kg-mのピークトルクを1600-5000rpmの低回転から発揮するから便利も便利。効率良くパワーバンドをキープする6速デュアルクラッチの「パワーシフト」と相まって、見事に適度な速さと省エネを両立していた。
ただし、唯一専用エアロパーツやインテリア、専用スポーツサスを備えるシャープなルックスの「R-DESIGN」の設定がなかったわけで、今回遂に登場。ま、エコだから見た目も大人しく…って教育的指導が解かれたファッショナブルなS60&V60とでもいいましょうか(笑)。
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