BRZに公道試乗 買いのモデルと課題は?
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:小林 俊樹
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意外かもしれないが、コックピットに収まって最初に感じるのは視界のよさだ。とくに前方視界が開けているため、スポーツカーにありがちな「バスタブに浸かるような印象」がない。これはボンネット高を低く抑えられる水平対向エンジンの恩恵だ。側方や斜め後方の視界もしっかり確保されているため、狭い道での取り回しや車線変更時の安全確認もしやすい。日常の足として乗る場合、こうした部分は大きなメリットとなる。
とはいえ、他車の横に並ぶと、絶対的な低さを実感することになる。なにしろ、普通のセダンやハッチバックですら「見上げる」ような感じになるのだ。ほぼ直立したステアリングも「スポーツカーに乗っているんだ」という気分を盛り上げる。
そんななか、惜しいなと思ったのがインテリアの質感だ。ハザードランプのスイッチを埋め込んだデジタル時計(おそらく汎用品)はいかにも安物風情だし、エアコン操作パネル、とくにダイヤルの質感はお世辞にもいいとは言えない。ダッシュボードはソフトパッドを使っているが、そこは割り切ってつや消し塗装を施したハードプラスティックにし、浮いたコストをスイッチ類に回したほうが、全体の雰囲気はよくなったと思う。
260km/hまで刻んだスピードメーターは絶望的に見にくい。救いはタコメーター内のデジタル速度表示。幸いなことにBRZには全グレードにこのデジタルメーターが付くが、86はGTとGTリミテッドにしか付かない。サーキットでは速度計よりも回転計のほうが重要だが、公道では逆。デジタル速度表示は両者を満足させる効果的な折衷案であり、それをケチって上級グレードにしか与えなかったトヨタの考え方には賛同できない。この点だけで86の選択肢はGTかGTリミテッドに限定される、というのが僕の考えだ。
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